ベッドにどのような塗装を施すかによって見た目の印象がガラリと変わります。
どんなイメージの寝室にしたいのか、今ある家具はどんな雰囲気なのかによってコーディネートしやすい塗装の種類も違ってきます。
ここでは、塗装によってベッドの雰囲気がどう変わるのかを詳しく解説いたします。
あわせて、塗装の種類別のおすすめベッドもご紹介しています。
ベッドの印象は塗装で変わる!
ベッドに使われる素材は主に木材とスチールの2種類ですが、どちらの場合も基本的に塗装が施されます。
木材の場合は全く塗装を行わない「無塗装」で仕上げることもありますが、スチール製のベッドは何かしらの塗装が施されます。
木材に塗装を施さない場合は、木目や木の質感がそのまま、色も木材そのものの色になるため、一番ナチュラルな印象の仕上がりです。
塗装を施す場合でも、ラッカー塗装、エナメル塗装、ウレタン塗装など塗装の種類によって質感が変わるので、同じカラーでも違った雰囲気になります。
ベッドに使われる塗装の種類
塗装の種類で印象が変わるということをお伝えしましたが、次は塗装の種類ごとの特徴についてお伝えしていきます。
・無塗装
塗料で仕上げない無塗装のベッドには、最も自然な風合いが残っています。
使われている素材の持つ特徴が生かされるのも無塗装のベッドで、木目の美しさ、肌に触れた時の温もりなどもそのままです。
傷や汚れが付きやすいですが、それも特徴の一つ、経年による変化として楽しむことができます。
・ラッカー塗装
天然木の質感が程よく残るラッカー塗装は傷や汚れを付きにくくする塗装で、定期的なメンテナンスは不要。
熱や水分、直射日光を避けるとキレイな状態をキープしやすくなります。
・エナメル塗装
顔料を含む塗料で下地を隠すように仕上げるのがエナメル塗装で、不透明塗装とも呼ばれます。
塗膜が硬く、光沢感がある反面、下地となる木の質感が全く感じられないため、無機質に仕上がります。
・ウレタン塗装
プラスチックと同じ成分のため、塗膜に強度があり、湿気などにも強いため耐久性に優れています。
乾くのが早いので比較的安価で、量産される家具によく用いられる塗装でもあります。
塗装の種類で雰囲気はどう変わる?
塗装の種類によって特徴が変わるということは、どんなお部屋に合うのか、どんな家具とコーディネートしやすいのかも変わってくるということです。
ここでは、それぞれの塗装がどんな人に合うのか、どんな印象のお部屋作りにおすすめなのか見ていきましょう。
・無塗装
無塗装のベッドは、ナチュラルな雰囲気が特徴なので、コーディネートする家具もナチュラルテイストのものがおすすめです。
カントリー風のチェストやラックを合わせた、素朴な印象の寝室づくりに向いています。
毎日のお手入れは、硬く絞った布での拭き掃除のみなので思ったよりも手間はかかりません。
ただし、極端に乾燥する場所、多湿な場所への設置はおすすめできないので、窓際やエアコンの風が直接当たる場所には置かないようにしましょう。
・ラッカー塗装
汚れが気になる時に乾拭きすればOKで、メンテナンスがほとんどいらないラッカー塗装のベッドは、お手入れに時間をかけられない忙しい人におすすめ。
木の風合いを程よく残してあるので、どんな家具とも合わせやすく、お部屋を柔らかな雰囲気に仕上げたい時にもぴったりです。
・エナメル塗装
カラーがしっかりと発色し、木材の質感が隠れるエナメル塗装は、スタイリッシュなインテリアと相性抜群です。
木材を使用したベッドながら、スチール家具とも馴染みやすく無機質でインダストリアルなカッコいい系の寝室づくりにおすすめです。
・ウレタン塗装
塗膜が硬くいので水や汚れが染み込む心配もなく、傷にも強いウレタン塗装は、子供部屋のベッドにもおすすめです。
安価なベッドに使われる塗装ですが、塗料によって木材の反りなどを防ぐこともできるため、手頃な価格で長持ちするベッドを探している方にもピッタリです。
塗装の種類別おすすめベッド
塗装による印象の違い、どんな方におすすめなのかをお伝えしてきましたが、次は塗装の種類別おすすめベッドを1つずつご紹介していきます。
<無塗装>国産の天然檜を使用したすのこベッド
フレームとすのこに国産檜を使用したすのこベッド。
圧迫感なく設置できるヘッドレスデザインで高さの調節も可能なので、どんなお部屋にもしっくりと馴染んでくれます。
<ラッカー塗装>天然木パイン材のすのこベッド「バノン」
ナチュラルな雰囲気、温もりをそのまま生かしたラッカー塗装のすのこベッド。
耐荷重350Kg、シンプルな構造の頑丈なベッドは子供から大人までお使いいただけます。
<エナメル塗装>透明感のある塗装が美しいローベッド「レスター」
ヘッドボードにLED照明とコンセント付きのローベッド。
艶感のある塗装が重厚な雰囲気を醸し出しながらも、ロータイプなので圧迫感なく設置可能。
お部屋を広く見せたい時にもおすすめです。
<ウレタン塗装>布団でも使える桐すのこベッド
大型引出しでたっぷりとした収納を確保できるチェストベッド。
耐荷重180Kgの頑丈なベッドは布団でもマットレスでも使用可能。
ヘッドボードには棚とコンセントが付いています。
まとめ
ベッドを選ぶ時に素材やデザインは気にしていたけれど、塗装まで気にしていなかった人も多いのではないでしょうか。
塗装によって雰囲気やお手入れのしやすさも変わってくるので、ベッド選びのチェックポイントに入れておくと良いでしょう。
こちらのページではデザインや素材、塗装の種類も様々なすのこベッドが揃っています。
ぜひ、お部屋の雰囲気や好みに合ったベッドを見つけてください。