仕事をしながら完璧に家事をこなすのは至難の業。
本当なら毎日隅々まで掃除して、ほこり一つない状態にしたいけれど、現実には週末にまとめてお掃除という人も多いのでは?長い時間を過ごすベッド回りだけでも清潔にしたいと思っているけれど、それすら難しいという人もいるはずです。
そこで、ここでは簡単にお手入れできてカビやホコリ対策も可能なベッドフレームと効果的なお掃除方法をご紹介します。
目次
寝室のお掃除をサボると大変!
パッと見はきれいでもベッドの下はほこりだらけ、床に落ちた髪の毛とほこりが部屋の隅で舞い上がるという経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。
忙しいから仕方ないと目をつぶりたくなる気持ちはわかりますが、お掃除をサボってほこりがたまるとそれがダニの棲み処になることもあります。
また、ほこりと一緒にダニが移動することにもなるので最初は寝室の隅だけだったダニの生息地が、あっという間に家中に広まる可能性もあります。
ほこりやダニが体に入ることで咳が出たり、アレルギーが発症したりするなど健康面への影響も少なくありません。
夜中に咳き込んで目が覚めると睡眠不足になったり、眠っているけれど眠りの質が落ちているので疲れが取れなかったりと体調不良の原因になることも考えられます。
乾燥している季節はほこりが舞い上がるのが気になりますが、ジメジメした季節はほこりが湿気を吸い、それがカビの温床になることもあるので一年を通してほこりが悪影響を及ぼすことは確かです。
ダニが住み着いても、カビが発生しても健康のために良くないのは間違いありません。
最初は、ちょっとくらいほこりがあっても大丈夫と軽く考えてしまうかもしれませんが、寝室のお掃除が行き届かないことでカビやダニによる体調不良、体調不良による寝不足といった悪循環に陥ってしまうことを考えると「たかがほこり」と言っていられないことがわかるのではないでしょうか。
家事の負担を軽減!掃除がラクなベッドの選び方
寝室の掃除ができないことで健康にも影響が出るとなれば、頑張ってお掃除しようと思うはずですが、実際には掃除の時間を確保するのが難しいという人も少なくないでしょう。
ただ、掃除の時間を増やせなくても、掃除しやすい寝室にすることで手間と時間を省いて清潔な寝室をキープすることができます。
家事の負担を減らせるベッドにはどんな特徴があるのか、いくつかご紹介します。
・ベッド下のスペースが広い
寝室の中で一番ほこりがたまりやすいのはベッドの下です。
ただ、ベッドの下を掃除しようと思っても掃除機が入らないローベッドやベッド下に色々なものが置いてある場合は掃除がしづらく、時間もかかってしまいます。
時短掃除するならベッド下のスペースが広いものがおすすめです。
・シンプルな構造のベッド
多機能ベッドは便利な反面、拭かなければならない場所が多かったり、構造が複雑で掃除がしづらかったりといったデメリットもあります。
ヘッドボードやフットボードがなく、シンプルな構造のベッドはお手入れ時間も短縮でき、掃除の負担も減らすことができます。
・折り畳んで移動可能
寝る時だけ広げて、掃除のときは折り畳んで部屋の隅に移動。
折り畳み可能なベッドはほこりがたまりやすいベッド下を完璧にお掃除したい時に最適です。
一度、全てをどけてから掃除するのでほこりを逃がすこともありませんし、掃除機が使いづらい、水拭きしづらいといったこともありません。
折り畳み式のベッドには床板がすのこのもの、すのこがマット状になったものなど、通気性の高いものが多いのでマットレスや布団の湿気対策にも向いています。
毎日のお手入れがラクなおすすめベッドフレーム3選
毎日お手入れしたいベッドは、できるだけラクにお手入れできるものを選びましょう。
シンプルなデザイン、コンパクトに折り畳めるもの、床面下が広いものなどお手入れしやすいベッドフレームを3つ選んでご紹介します。
4段階に高さ調節可能なすのこベッド
耐荷重300キロの頑丈なすのこベッド。
床面の高さを4段階に調節できるので、お掃除しやすい高さでの設置も可能。
シンプル構造なのでお掃除の手間も大幅に省けます。
布団が干せる三つ折りすのこマット
三つ折り、分割可能なのでコンパクトに収納、移動ができるすのこマット。
山折りにすれば布団も干せるので、布団干しの手間も省けて家事の負担も大幅に減らしてくれます。
マットレスのカビ対策
マットレスにカビが生えると完全に除去するのが難しく、買い替えが必要になることもあるので、カビが生えないように対策を取ることが重要です。
・寝室の湿度と温度を調整する
カビが繁殖しやすい気温は20度~30度とされていますが、これは人が快適に感じる温度とほぼ同じです。
また、湿度60%から活発に活動し始め、70%を超えると繁殖が加速します。
寝室は湿気がこもりやすいうえに、気温は人が心地良いと思う温度がキープされているため、カビが繁殖しやすい環境が整っています。
朝、目が覚めたら寝室の換気を行う、必要に応じて除湿器を使うなど、湿度と温度をコントロールすることでカビ対策になります。
・マットレスを定期的に干す
マットレスを敷きっぱなしにしておくと下になった面に湿気がたまり、カビが生えてしまうので、定期的にマットレスを干しましょう。
ベッドから移動させるのが大変な時は、壁に立てかけて風を当てるだけでも良いので、くれぐれも敷きっぱなしにしないように気をつけてください。
干したついでにマットレスの上下を入れ替えると長持ちさせる効果も期待できます。
・通気性の高いベッドを選ぶ
マットレスが接する床板の通気性が高いかどうかもカビ対策の重要なポイントになるので、できるだけ通気性の高いベッドを選びましょう。
すのこ状の床板は通気性に優れているのでマットレスの湿気を逃がしてくれてカビ対策になります。
頻繁にマットレスを干せなくても、すのこベッドに置いておくだけで適度に換気できるので忙しい人には特におすすめです。
ベッド下のほこりを効果的に掃除する方法
ベッドの下の掃除は奥が見えない、手が届きにくいなどの理由で雑になりがちですが、ポイントを押さえれば簡単、かつ効果的にお掃除できてほこりやカビ、ダニ対策もできます。
大事なのは掃除する順番なので、まずは手順を覚えてしまいましょう。
1.掃除は上から下
ベッド下を掃除する時に大事なのは、寝室の家具、ベッドの上などからスタートすることです。
ベッドの下だけを掃除しても他の場所にほこりがあると下に落ちてきてしまうので、まずは上にあるほこりや汚れを下に落とし、最後にまとめて下を掃除しましょう。
2.乾いた状態でほこりを取る
ベッドの下を掃除する時に便利なのがフローリングワイパーです。
ドライタイプのシートを付けたら四隅からほこりを拭き取るように動かし、最後に真ん中に集めたほこりをからめとります。
この時、フローリングワイパーを床から離して大きく動かすとホコリが舞い上がってしまうので、ゆっくり、床をなぞるように拭きます。
取り切れなかったほこりは掃除機で吸い取りますが、掃除機も同様にゆっくりと動かすことがポイントです。
3.水拭きで汚れを取る
ほこり以外の汚れは水で濡らした雑巾、モップ、あるいはウェットタイプのシートをつけたフローリングワイパーで拭き取りましょう。
水分が残っていると湿気を好むカビが繁殖してしまうので、乾拭きでしっかり拭き取ります。
お掃除ロボットで時短!ラクラクお掃除
ベッド下のお掃除は手早くやったとしても、完璧に掃除しようと思うとそれなりに手間がかかるものです。
忙しくて毎日掃除できないけれど、健康への悪影響は気になる、ほこりのある部屋で眠りたくないという場合は、お掃除ロボットなどお掃除ロボットを使って時短するのもおすすめです。
ただし、どんなベッドでもお掃除ロボットが使えるわけではないので、ベッド購入時にはお掃除ロボットが使えるかどうか、床面の高さや移動のしやすさもしっかりとチェックしておきましょう。
お掃除ロボットをはじめとするお掃除ロボットが使いやすいベッドの条件は次の通りです。
・床面の高さに余裕がある
お掃除ロボットの種類によっても違いますが、お掃除ロボットを含めて9センチ~11センチの高さのものが一般的なので、ベッドの床面下がそれ以上のものを選んでおくとお掃除ロボットが使えます。
中には5センチという薄型お掃除ロボットもあるので、ベッド以外の家具の下も掃除したい場合は、一番低くなる家具の下の高さに合わせて選びましょう。
・お掃除のときに移動しやすい
ベッドは床から近い方が良い、安全面を考えてローベッドで寝たいという場合でも、折り畳んで移動できる、分割して収納できるベッドならお掃除ロボットが使えます。
掃除前にベッドをどけてしまえばお掃除ロボットが勝手に掃除してくれるので、あとは寝る前にベッドを戻すだけです。
すのこベッド、すのこマットにはこのようなタイプがたくさんあるので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
ベッド下のほこり、マットレスのカビは掃除しやすいベッドの選び方や効果的な掃除方法を知っておけば対策できます。
毎日のお掃除、お手入れはもちろん年末の大掃除にも時短できる掃除方法は役に立ちますし、掃除しやすいベッドがカジの負担も減らしてくれます。
ここで紹介した以外にも、色々なベッドが揃っているので、掃除がラクにできるベッドを探している方は、ぜひご覧ください。