ベッドを置くと部屋が狭くなる、収納家具が置けなくなるのが悩みという声もありますが、ベッド下に収納スペースを確保して部屋を広く使うという方法もあります。
最近、人気のあるすのこベッドの中にも、床面の下を収納として使えるものがたくさんあるので、クローゼットやチェスト代わりに使う人も増えています。
ただし、ベッド下収納にはメリットとデメリットがあるので、きちんとした対策を取っておくことも重要です。
ここでは、ベッド下収納のメリット&デメリットとデメリットを克服する方法、収納力バツグンのおすすめすのこベッドについてご紹介します。
ベッド下収納のメリット・デメリット
ベッドが部屋を占める面積を考えると、ベッド下を収納として使えばスペースを有効活用できること間違いなしで、収納家具を置く余裕がないお部屋でも大容量収納が可能です。
チェストやクローゼットを置くと、それだけでお部屋が狭くなってしまいますがベッドの下に収納すれば逆に見た目はスッキリ、お部屋を広く見せることもできます。
ただし、ベッド下を収納スペースにすることのデメリットがあるのも事実なので、どちらも理解したうえで、収納として使うのかを決めましょう。
ベッド下収納のメリット
1.大容量の収納スペースが確保できる
シングルベッドのサイズは約100センチ×約200センチなので、ベッド下を収納にするということは、このサイズの収納スペースが確保できるということです。
どのようなタイプの収納かによって違いがあるものの、ベッド下一面を一つのスペースとして使える場合は、長尺物も余裕で収納できるということなので、これまで押し入れやクローゼットに入りきらなかったカーペット、スーツケースなどがすっきり片付きます。
引き出しタイプの収納が付いたベッドなら、チェストを置かずに洋服を収納できるので部屋自体も広くなり、なおかつ洋服をたっぷりしまえる場所を作れます。
2.収納したものの目隠しができる
ベッドの下は視界に入りにくい場所なので、そこに荷物を詰め込んだとしてもごちゃごちゃした感じはありません。
いくらすっきり片付いている部屋でも収納家具が多いと部屋が狭く見え、ごちゃついた感じになりますが、ベッド下収納なら見える範囲に物がないので圧迫感もなく、広々とした部屋に見せることが可能です。
衣装ケースなどが見えるのも気になるという場合は、ベッドカバーなどで目隠しをしてしまえば大丈夫なので、あまり整理整頓が得意でないという人にもベッド下収納は向いているかもしれません。
ベッド下収納のデメリット
1.ホコリがたまりやすい
お部屋の隅にはいつのまにかホコリがたまりがちですが、ベッド下も同じでホコリがたまりやすくなります。
収納のために衣装ケースなどを入れると掃除がしづらくなるので、余計にホコリが気になるかもしれません。
2.湿気がこもりやすい
寝ている間の汗や湿気が布団やマットレスの下にたまったとしても、ベッドの下に空気の流れがあれば湿気もうまく発散してくれますが、ベッド下を収納として使っていると湿気がこもりがちです。
ベッドの下に入れたものが湿気を吸収してしまい、ニオイやカビが発生することもあるので、通気性を確保できるような収納方法、収納グッズが必要になります。
3.設置場所が限られることもある
ベッド下収納には引き出し付きのもの、床面下を全て収納ボックスのように使えるものなどがありますが、引き出しを引き出すため、床板を跳ね上げるためのスペースが必要です。
十分なスペースを確保できず、結局は収納としても活用できなかったということがないように、事前に引き出しを引き出すためのスペース、床板を上げる方向、高さ、サイズなどを調べておきましょう。
ほこりや湿気を撃退!ベッド下収納のデメリット対策
ホコリや湿気が気になるからとベッド下収納を諦めてしまうのはもったいないので、どうすればデメリットを感じずに収納を確保できるのか、対策について考えてみましょう。
・ホコリが気になる時の対策
ベッド下に引き出しが付いたタイプの場合、できるだけ隙間のないものを選ぶのがコツです。
床板との隙間がないもの、引き出しにふたが付いたものなら引き出し内部に誇りが入る心配はありません。
また、ベッド下に衣装ケースを入れる場合は、蓋つきのものにしておけばホコリ対策は万全です。
付属の引き出しを完全に外してしまえるものなら、ベッドの奥の掃除もラクラク。
衣装ケースもキャスター付きのものにするか、キャスター付きの台に乗せておくと出し入れがスムーズです。
・カビ防止にもなる湿気対策
マットレスや布団からの湿気がベッド下にこもらないようにするには、定期的に換気をすることが重要です。
ベッド下の荷物をすべて出して掃除するついでに換気する、マットレスや敷布団には除湿シートを敷く、部屋全体を除湿するというのが湿気対策の基本と言えるでしょう。
床板がすのこ状のすのこベッドならマットレスや布団の湿気を逃してくれるので、寝心地が良いだけでなく、ベッド下収納の湿気対策にもおすすめです。
ベッドの下に荷物を詰め込みすぎず、風の通り道を作っておくことも大事で、除湿剤などを使う場合は定期的に交換することも忘れないでください。
・引き出し位置を変えられるベッドがおすすめ
引き出しを引き出すためのスペースが作れず、ベッド下収納を有効活用できないという失敗を防ぐには、収納を付け替えられるベッドを選ぶのがポイントです。
引き出しを左右どちらにも付けられる、床板の開く方向を左右どちらにも代えられるベッドなら、設置するお部屋に合わせられるので、収納スペースが無駄になることもありません。
どうしても引き出すためのスペースが作れない場合は、引き出し付き収納ベッドではなく、床面下のスペースを自由に使えるタイプのベッドを選びましょう。
スペースに合わせて収納用のボックスやバスケットを組み合わせることができるので、模様替えやお引っ越しも簡単、収納するものに合わせたサイズのケースを選べば、デッドスペースを作らずに収納できます。
収納が充実したおすすめすのこベッド
収納の方法もベッドとしてのデザイン、機能も様々で、どのベッドが自分に必要なものなのか、使いやすいものなのか、見れば見るほど迷ってしまうという人も多いのではないでしょうか。
ここでは、収納としての機能が充実した、おすすめのすのこベッドを厳選してご紹介します。
【引き出し収納付き】
ポケットコイルマットレス付き すのこベッド
洋服などの収納に便利なサイズで、キャスターも付いた引き出し2杯付き。
USBポート1口、コンセント2口も付いているのでスマホやタブレットを寝ている間に充電できます。
カントリー調木製すのこベッド
キャスター式でラクに引き出せる2杯の引き出し付き。
床面はすのこ仕様なので湿気がこもらず寝心地も快適。
お部屋を優しく、柔らかな雰囲気にしてくれるカントリー調デザインです。
【引き出し収納なし】
引き出し収納がついていないタイプですが、ベッド下にお好きな収納ケースが入れられるベッドをご紹介いたします。
高さ調整可能な簡単組み立てベッド
収納するものに合わせて床面の高さを4段階に調整可能。
ヘッドレスなので省スペースで設置できます。
耐荷重350キロの頑丈なすのこベッドで安心、安全、快適な寝心地が続きます。
床面の高さ調節が可能な総檜すのこベッド
フレームにも床板のすのこにも檜を使用した贅沢なベッド。
収納するもの、衣装ケースやバスケットなどのサイズに合わせて床面の高さを3段階に調節できます。
タブレットスタンド付き総檜すのこベッド
リラックス効果の高い檜の香りに癒されるすのこベッド。
床面の高さはお好みで調節可能、ヘッド部の棚はタブレットスタンド付きで、充電に便利な2口コンセントも付いています。
まとめ
ベッドの下を収納として使うためには、ホコリや湿気などの対策が不可欠ですが、きちんと対策ができていればスペースを有効に使えて、お部屋をすっきり見せる方法であることは確かです。
引き出し付き、好きな収納グッズと組み合わせできるものなどデザインも機能も色々あるので、何を収納するのか、どんなお部屋に設置するのかを考えながら、理想のベッドをお選びください。