ロフトベッドを置けば狭い部屋を広く使えるらしいとは聞くものの、それと同時に「寝ていると揺れる」といった声もあり、購入をためらっているという人もいるそうです。
確かに、ロフトベッドは普通のベッドより華奢に見えるものもありますが、選び方次第で大柄な方でも安心して眠れるロフトベッドを見つけることができます。
ここでは、ロフトベッドの購入前には、どんな点に気をつければよいのか、安全性のチェックポイントについてお伝えしていきます。
目次
ロフトベッドは揺れる!?
ロフトベッドは普通のベッドより揺れやすい構造なのは事実ですが「グラグラ揺れて眠れない」というほどではありません。
もちろん、ベッドの上で飛び跳ねたり、製品ごとに定められている耐荷重をオーバーする人は使った場合は、通常よりも揺れる可能性はありますが、普通の使い方をしていて揺れるから眠れないということはないでしょう。
では、なぜロフトベッドが揺れやすいのかというと、高い位置にベッドがあるためどうしても不安定になってしまうからです。
ベッドを支えるための脚部は頑丈に作られていますが、中央部は空間が空いているため揺れやすくなります。
背の低いベッドの場合は、フレーム全体でがっちりと支えることもできますが、ロフトベッドの場合はそうもいかないため耐荷重も普通のベッドよりも低くなってしまいます。
ロフトベッドの種類・高さ別【ミドル、ハイタイプ】
→画像のロフトベッドはこちら
ロフトベッドは高さのあるベッドの総称ですが、高さによってロー・ミドルタイプ、ハイタイプに分けることができます。
それぞれのベッドの高さは厳密に決められているわけではありませんが、ハイタイプの場合は高さが200センチ前後、ロー・ミドルタイプの場合は100~170センチ前後です。
構造や素材によって多少の差はありますが、基本的には200センチのハイタイプロフトベッドよりも100センチのロー・ミドルタイプのロフトベッドの方が揺れにくいと考えても良く、高さを抑えることで揺れも軽減されるということになります。
ロフトベッドの種類・素材別【木製、スチール製】
ロフトベッドの種類を分ける際には、使われている素材にも注目しましょう。
ほとんどのロフトベッドはパイン材、桐、檜といった木製か、パイプベッドと呼ばれることもあるスチール製です。
素材を組み合わせたものもありますが、フレームとして主に使われるのは木かスチールのどちらかと考えておいて間違いないでしょう。
この2つの素材のうち、木製の方が揺れにくく、頑丈だと言われており、きしまないロフトベッドを探している場合にも木製がおすすめです。
ただし、木製のロフトベッドはスチール製に比べると高価なものが多く、全体の重量も重くなる傾向にあるため、揺れにくさを最優先にするのか、価格や扱いやすさを優先するのかによっても選ぶべきロフトベッドが変わってきます。
高さや素材によるロフトベッドの違いが分かったところで、購入前にはどんな点を確認すれば良いのか、具体的なポイントを上げてご説明していきましょう。
ロフトベッド購入前の確認ポイント
ロフトベッド選びのポイントはいくつかありますが、安全に使うために必ず確認しておかなければならないのは「耐荷重」、使いやすさやインテリアとしての見た目のためのチェックポイントは「サイズ」、「機能」、「デザイン」です。
それぞれのポイントについて、どのように確認していけば良いか、詳しく解説します。
1.耐荷重
耐荷重はベッドフレームにどのくらいの重さのものが載せられるかを示す数値ですが、ロフトベッドは普通のベッドよりも耐荷重が小さくなる傾向にあります。
この理由は、背の高いベッドを細い柱で支えることになるからですが、中には支柱を太くして頑丈にしたロフトベッドもあります。
ごく普通のロフトベッドの耐荷重は100キロほどですが、頑丈なロフトベッドの場合は150キロのものもあるので、大柄な人でも安心です。
耐荷重は「使う人の体重+マットレスや寝具の重さ」以上であることが最低条件なので、体重が重い人ほど耐荷重の大きなロフトベッドを選ばなければいけないということになります。
体重80キロの人がロフトベッドを選ぶのであれば、80キロにマットレスや寝具の重さ約25キロ~30キロをプラスしなければならないので、耐荷重100キロのロフトベッドでは不足してしまいます。
また、耐荷重をテストした製品試験の結果が商品情報として記載されているかの確認も必要です。
どの機関で、どんなテストが行われた結果、耐荷重が何キロになったのか、すべて記載されていれば安心して選ぶことができます。
2.サイズ 特に高さ
ロフトベッドの幅や長さは普通のベッドとそれほど変わりませんが、高さについては大きく異なりますし、ロフトベッドの中でも違いがあるので必ずチェックしましょう。
ハイタイプと呼ばれるロフトベッドの場合は、大柄な人、体重の重い人はベッドへの上り下りが大変かもしれません。
また、ベッドの上に座った時に座高が高いと頭が天井にぶつかってしまうこともあるので、ベッドの上ではいつも体を屈めていることになるので、疲れてしまう出よう。
ミドルタイプであれば上り下りしなければならない階段、梯子の段数も少なくベッドから天井までの高さにも余裕があるため、大柄な人にはミドルタイプのロフトベッドがおすすめです。
また、一般的なロフトベッドよりも約15センチ短いショート丈のロフトベッドなら、さらに省スペースで設置できます。
身長160センチ以下の背の低い方、小柄な方であればショート丈ロフトベッドでも違和感なく眠れると言われています。
3.機能
ロフトベッドにどんな機能を求めるのかは人それぞれですが、ヘッド部にコンセントや棚が付いているとベッドから降りることなくスマホの充電ができたり、寝る直前まで読んでいた本を置いておくことができます。
フレームの内側が全て収納になっているもの、外側にオープン棚が付いているものを選べば、部屋に置く収納家具を減らすことができるので狭いお部屋を広く使うことができます。
ロフト下にハンガーパイプが付いているものは、洋服を掛けてクローゼットのように使えますし、最初からデスクや収納家具がセットになったロフトベッドもあるので、ライフスタイルに合わせて必要な機能をチョイスすることが可能です。
4.デザイン
ロフトベッドはお部屋の中でもかなり大きな面積を占める家具になるので、デザインやカラー選びが重要です。
どんなお部屋にしたいのか、今ある家具と合うのかなどをよく考えてから決めると統一感のあるお部屋作りができます。
ネルコンシェルジュでご紹介しているロフトベッドは、ナチュラル、ブラウン、ホワイトなどのコーディネートしやすいカラーが揃っているので、落ち着いた雰囲気にしたいならブラウン、明るく開放感のあるお部屋にしたいならホワイトやナチュラルといった選び方も可能です。
ネルコンシェルジュがおすすめする揺れにくい頑丈なロフトベッド
ベッド全体の高さを抑えることで、揺れにくくしたロフトベッドなら大柄な方も安心。
一般的にロフトベッドの柱は40ミリが目安とされているので、それよりも太い50ミリ角パイプが使われていれば、安全性も文句なしの頑丈なロフトベッドと言えるでしょう。
ここでは、ネルコンシェルジェおすすめの、頑丈なロフトベッドをご紹介します。
・ダブルハンガー付きロフトベッドLYCKA(リュカ)
静止耐荷重100kg、2000N(約200kg)の試験合格商品。
ロフト下には最大で60着の洋服が賭けられるダブルハンガー付きなので、クローゼットいらず。
ハンガーポールを外してソファやテレビを設置することもできます。
まとめ
揺れが気になる、寝ている間が不安ということで、大柄な方の中にはロフトベッドを諦めている人もいるようですが、選び方を知っておけば体重が重くても安心できるロフトベッドを探すことは可能です。
こちらのページでは、さらにたくさんのロフトベッドをご紹介しています。
耐荷重やデザイン、サイズなどのチェックポイントもしっかり記載されてるので、ぜひご覧ください。