ロフトベッドは収納スペースが増やせるベッドということもあって、ワンルームや1LDK暮らしの人に人気がありますが、中でもロータイプのロフトベッドは圧迫感なく設置できると言われています。
高さによって特徴が異なるロフトベッドのうち、ロータイプならではのメリットはあるのか、逆にデメリットはあるのかといったところが気になる人もいるのではないでしょうか。
ここでは、ロータイプのロフトベッドを活用して、住みやすく、使いやすいお部屋作りをするアイデアをいくつかご紹介しています。
ロフトベッドの種類
ロフトベッドには様々な素材が使われており、高さやデザイン、機能などのバリエーションも豊富です。
どんなロフトベッドが良いのかは、設置するお部屋の広さや他の家具とのコーディネイトによっても変わってくるので、ぴったりのロフトベッドを選ぶためにも、どんな種類があるのか、それぞれどんな特徴を持っているのかを確認しておきましょう。
まずはロフトベッドに使われる主な素材についてご紹介します。
ロフトベッドに使われる素材
ロフトベッドに使われる素材は、一般的なベッドと同じで木材、金属、あるいは木材と金属といった異素材の組み合わせです。
・金属
金属製のロフトベッドは、いわゆるパイプベッドを想像するとわかりやすいでしょう。
丈夫な金属でできているわりに軽いので女性でも簡単に組み立てができ、比較的安価で購入できます。
ベッドの下部に棚やハンガーパイプが付いたものなど機能性の高いものも多く、実用的で手ごろなロフトベッドを探している人にはおすすめです。
・木材
きしみ音や揺れが少なく安定感のある木製ロフトベッドは、温もりを感じられる肌触り、ナチュラルな雰囲気でも人気があります。
床板がすのこ仕様になっているものは、マットレスや布団にこもる湿気を逃がしてくれるので、ジメジメした季節も快適に眠れます。
パイン材や檜、桐、杉などベッドに使用される木材にもたくさんの種類があるので、好みの質感の木材を探してみましょう。
・木材+金属
金属と木材を組み合わせたロフトベッドは、スタイリッシュでお洒落な雰囲気のお部屋にピッタリです。
使われている木材の種類やカラーで印象が変わりますが、木製と金属製の良いところを合わせた感じになるので、色々なタイプのお部屋に馴染みやすくおすすめできるベッドです。
高さで変わるロフトベッドの特徴
ロフトベッドは一般的なベッドに比べて脚が長いので、ベッドの床面が高い位置になりますが、どのくらいの高さになるかによって「ロータイプ」、「ミドルタイプ」、「ハイタイプ」と分けられます。
・ロータイプ
床からベッド床面までの高さが100センチ~120センチ程度のものをロータイプのロフトベッドと呼びます。
日本人の成人女性の平均身長は158センチなので、ロータイプのロフトベッドなら立った状態でベッドの中を覗き込むことができる高さです。
・ミドルタイプ
床からベッド床面までの高さが120センチから150センチ程度のロフトベッドはミドルタイプと呼ばれます。
ロータイプとハイタイプの中間の高さ、床と天井の間くらいにベッドが来るイメージです。
・ハイタイプ
小柄な人なら立ったままでベッド下に入れるくらいの高さがハイタイプのロフトベッドで、ベッド床面が150センチ以上床から離れているため、上り下りには必ず梯子か階段が必要になります。
床面下のスペースがかなり広いので収納力はありますが、人によってはベッドに寝た時に天井が近すぎて圧迫感があるかもしれません。
ロータイプのロフトベッドのメリット&デメリット
女性でも組み立てやすく、圧迫感なく設置できるロータイプのロフトベッドは、狭い部屋におすすめですが、設置することによるメリットだけでなくデメリットもあります。
他に比べると低いロータイプだからこそのメリット、デメリットを知ったうえでメリットを最大限に生かす活用方法を考えてみましょう。
<メリット>
・収納スペースが確保できる
ロフトベッドは、床面から床板までのスペースを収納として活用できるのが特徴です。
ロータイプの場合でも通常のベッドに比べると大きな収納スペースを作ることができるので、季節ものの衣類や寝具、長尺物の収納場所としても便利です。
・高さを抑えてあるので圧迫感が少ない
一般的なロフトベッドだと自分の身長と同じくらいか、高い場所にベッドの床面が来るので圧迫感がありますが、ロータイプなら目線よりも下なので圧迫感が軽減できます。
・昇降がラク
階段や梯子でベッドに上がるのは毎日のこととなると大変ですが、ロータイプなら1段か2段上るだけなので昇降もラクにでき、もしもの時もあまり高い場所から落下することにならないので安心です。
・お子様の寝顔を見れる
ロータイプのロフトベッドは、お子様が寝ている姿を見ることができる高さなので安心です。
・暑さや寒さの影響を受けにくい
高さのあるロフトベッドは夏の暑い時期にクーラーの効きが悪く感じる、寝苦しいといった声もありますし、床に近いベッドは冬の寒さを感じやすいという人が少なくありません。
ロータイプのロフトベッドは、お部屋の中間程度の高さなので暑さや寒さの影響を受けにくく、快適におやすみいただけます。
<デメリット>
・ソファやデスクが設置できない
ロータイプのロフトベッドは床面下から床までの距離が短く、圧迫感が軽減されるというメリットがありますが、ソファやデスクなどが設置できないというデメリットがあります。
ベッド下に入り込むような家具は置けないので、収納のための場所と考えた方が良いでしょう。
・収納スペースが少ない
ハイタイプのロフトベッドならクローゼットのように使えたり、大きな家具を置いたりといった使い方ができますが、ロータイプの場合は収納スペースが少なくなります。
一般的なベッドに比べると収納力はありますが、ハイタイプ、ミドルタイプより収納力が劣るのは確かです。
ネルコンシェルジュおすすめのロータイプロフトベッド
ロータイプのロフトベッドのメリット、デメリットについてご説明しました。
これを踏まえて、おすすめのロータイプロフトベッドを3つご紹介していきましょう。
北欧パイン材をふんだんに使用したロータイプの木製ロフトベッド
ナチュラルな雰囲気がお部屋を優しく彩る木製ロフトベッド。
床面は横桟が多く、頑丈なすのこ仕様なので湿気対策は万全です。
床面下にたっぷりの収納スペースがあるので衣装ケースやチェストなどを入れることもできます。
ベッドの周囲には高めの囲いが設けてあるので厚みのあるマットレスや寝具を使っても落下の心配がありません。
フレンチカントリー調ロフトベッド
大人の方でも安心な太さ約5.6cm角の天然木の柱で、睡眠中のカラダとベッドを支えます。ハシゴにのぼらなくても、ベッドで寝ているお子様の顔が見られる高さ。布団の上げ下げも楽な高すぎない高さ設計です。
落ち着いたシックなデザインに充実の機能を搭載したロフトベッド
木製ベッドの下を充実した収納スペースにできるロフトベッド。
オープンシェルフと引き出し収納で効率よくお片付けができます。
ロータイプなので高級感のある大型家具ながら圧迫感が少なく、手狭なお部屋にも気軽に設置していただけます。
収納家具がベッドの下にすっぽりと収まるので見た目も美しく、ベッド全体で一つのインテリアとして見せることができます。
まとめ
ロフトベッドは組み立てが大変そう、どの高さを選べばよいかわからないと購入をまとう人もいるようですが、ロータイプのロフトベッドは色々と活用できて組み立ても簡単なおすすめのベッドです。
素材やデザイン、ロータイプの中でも高さに違いがあるので、たくさんのベッドを比較して、ベストなロータイプのロフトベッドを見つけてください。