部屋が狭くなるからベッドを置かないという選択もありますが、ベッドを置くことで狭いお部屋を有効活用するという方法もあります。
ロフトベッドを使えば1LDKを寝室、書斎、リビング、トランクルームなどにアレンジすることができ、ちょっとしたスペースも無駄にすることがありません。
ここでは、ロフトベッドのアレンジアイデア、おすすめのロフトベッドについてご紹介しています。
目次
都市部のマンション・アパート暮らしの悩み事
都市部のマンションやアパートは家賃が高くて狭いというのが常識、その代わりに交通の便が良く、生活に便利な環境が整っています。
居住空間を優先したい、充実させたいとは思うけれど、家賃との兼ね合いで希望通りの場所には住めないという人も少なくないでしょう。
ただ、交通の便やスーパー、学校、病院などの生活環境の便利さについては自分でどうすることもできませんが、狭い部屋に関しては工夫次第でどうにかできる部分もあります。
現実的な広さを変えることができなくても、広く見せることはできますし、使い勝手良くすることもできます。
100%満足できる部屋を見つけることができなくても、住みやすい部屋、快適に過ごせる空間作りは可能なので家賃が高くて狭い部屋に住んでいる人も、色々なアレンジ方法を考えてみてはいかがでしょうか。
1LDKでも快適に暮らせるロフトベッドとは
ロフトベッドとは通常のベッドよりも床面の位置が高いベッド、脚部が長く床面下のスペースが空いているベッドのことです。
どのくらいの高さなのかはデザインによっても異なりますが、ロータイプ、ミドルタイプ、ハイタイプと分けられることもあります。
ロータイプの場合は、2段ベッドの上段よりも低い位置にベッドがあるイメージ、ミドルタイプは女性でもベッドがのぞき込める高さ、ハイタイプはベッド上で立ち上がれない程度と思っておけばよいでしょう。
ベッドの位置が高ければ高いほど、ベッド下のスペースに余裕ができますが、その分ベッドに寝た時に天井が近くなるので圧迫感を感じるかもしれません。
とはいえ、ロフトベッドを置くことで縦の空間を有効に使えるのは確かで、ベッドの下にデスクを置いて書斎に、チェストやハンガーと合わせてクローゼットにと様々な使い方ができます。
あまり広いとは言えない1LDKの部屋は、細かく仕切ると余計に使いづらくなることもありますが、ロフトベッドで上下の仕切りを作ると使いやすくなることの方が多いようです。
どのような使い方をするのかによって、ロフトベッドと合わせる家具、ロフトベッドの下に設置する家具が変わってくるので、まずは自分が使いたい空間を具体的にイメージしてみましょう。
次にロフトベッドのアレンジをいくつかご紹介します。
デスクをプラスして1LDKに書斎を
ハイタイプのロフトベッドの下にデスクを置けば、1LDKにも書斎を作ることができます。
デスクとベッドの素材、テイストを統一すればシステムベッドのようにスッキリとした印象に。
自宅での仕事時間が増えても、きちんと区切られたワークスペースがあれば仕事に集中できそうです。
ベッドの床面下にデスクを設置することになるので暗くなってしまうかもしれませんが、窓際にベッドを設置する、スタンドライトを設置しておくといった方法で対策は可能です。
また、デスクだけでなく資料などを収納するシェルフ、ラックなども置いておくとより快適なワークスペースになります。
掃除の手間などを考えるとキャスター付きのデスクやチェアがおすすめです。
ロータイプ、ミドルタイプのロフトベッドの場合、ベッド下での作業は難しいかもしれませんがデスクを収納しておき、必要な時は引き出すという使い方もできます。
寝ている時に天井が近いのが苦手という人は、低めのロフトベッドの下に出し入れできるタイプのデスクを組み合わせるというアレンジを検討してみるのもよさそうです。
チェストやハンガーを組み合わせて広々クローゼットに
同じ1LDKでも、収納が充実している部屋とそうでない部屋では使い勝手の良さが全く違ってきます。
作り付けの収納があればチェストなどの収納家具を置かなくても良いので部屋を広く使えますが、収納家具を置かなければいけない部屋は手狭になります。
そんな時でもロフトベッドがあればベッド下を収納スペースに使えるので、大容量のクローゼットを作っても部屋が狭くなりません。
洋服を畳んで収納するのか、吊るして収納するのかによってクローゼットとしての使い方も変わってきますが、吊るすのであればハンガーパイプを設置、畳むのであれば引き出しタイプのチェストをロフトベッドの下に設置しましょう。
バッグなどの小物もまとめて収納できるクローゼットとして、カラーボックスや衣装ケースなどを組み合わせるのも良いかもしれません。
ロフトベッドの高さによっては丈の長いワンピースやコートも掛けられるので、季節ものの洋服の収納場所にするのも一つの方法です。
洋服が見えているのが気になる場合は、手前にカーテンレールなどをつけて目隠しをすることもできます。
前後に2本のハンガーパイプを設置して、季節ごとに入れ替えられるようにしておくなど、洋服の量や暮らし方に合わせて使い方も色々とアレンジできるので、どう使いたいかをイメージしてからロフトベッドをクローゼット化するために必要なアイテムを揃えていきましょう。
趣味の道具もたっぷり収納できるトランクルームとして
釣りやスキー、スノボ、キャンプなど様々な趣味を持っている人は、それに必要な道具が増えてしまって収納場所に困ることも多いですが、ロフトベッド下の空間をトランクルームとして使えばかさばるものや長尺物もすっきりと片付きます。
頻繁に出し入れするものではないけれど、一度しまい込むと出すのが面倒になる重いもの、大きなものもベッドの下なら簡単に収納できます。
高さはロフトベッドのタイプによって違いますが、シングルサイズでも約2メートルの長さと約1メートルの幅があるので、収納としての広さは十分です。
出し入れしやすいようにキャスター付きのボックスを使うのも良いでしょう。
一般的な収納スペース付きベッドでは、大きなものの出し入れが大変なうえに、収納できるものにも限りがありますが、ロフトベッドの下段スペースをトランクルームのように使えば、何でも収納できそうです。
雑多なものを収納して、見た目が気になる時にはカーテンで目隠しすることもできます。
わざわざ収納用の家具を買わなくても、ロフトベッドでスペースさえ作ってしまえばトランクルームの完成という手軽さも魅力ではないでしょうか。
物置や押し入れに比べると目につきやすいので、整理整頓しようという気になりやすいのもロフトベッドを活用した収納のメリットと言えるかもしれません。
上段は寝心地の良いベッドに
ロフトベッドの下段は色々なアレンジができるスペースですが、当然ながら上段はベッドとして使います。
寝心地の良いベッドにするためには、マットレスや寝具にこだわることも大事です。
ハイタイプのロフトベッドの場合、厚みのありすぎるマットレスはお手入れが大変ですが、薄すぎると底付き感があります。
マットレスの種類や厚みは寝る人の体格、ロフトベッドの高さなどを考慮して決めましょう。
また耐荷重が大きく、頑丈なベッドの方がきしみや横揺れが少なく、大柄な人でも安心して眠れます。
ネルコンシェルジュおすすめのロフトベッド
デスクと収納棚が付いたロフトベッド
ロフトベッドを書斎のように使いたい時におすすめなのが、デスクがセットになったロフトベッドです。
最初からセットになっているのでデザインやサイズが合わないという心配もなく、トータルコーディネートされた空間が作れるので、より書斎のイメージに使づけることができます。
洋服が60着掛けられるダブルハンガー付きロフトベッド
作り付けのクローゼットのようにロフトベッドの下を活用できるダブルハンガー付き。
前後の洋服を入れ替えるだけで衣替えも完了するので、季節ものの洋服を収納するスペースがない時にも便利です。
カーテンを閉めれば中が見えないので、来客時にも安心。
ベッドもパネルで囲まれているので、プライバシーを確保できます。
ビンテージ風デザインがお洒落なハイタイプロフトベッド
床面下の空間が広いハイタイプのロフトベッド。
木とアイアンの組み合わせがビンテージな雰囲気を感じさせるお洒落なデザインです。
シンプルなので合わせる家具を選ばず、ベッド下のスペースを色々なアレンジで使うことができ、ハイベッドとしても利用可能です。
まとめ
都市部の1LDKは狭くて使い勝手が悪い、便利な場所に住むには快適さや便利さを諦めるしかないと思っていた人も、ロフトベッドを活用すれば広々とした使いやすいインテリアアレンジができるとわかったのではないでしょうか。
どのロフトベッドを選ぶのかによってもアレンジ方法は変わるので、今のお部屋に合ったベッド、こうしたいと思っている理想のお部屋が作れるロフトベッドを探してみてください。