電動で動くベッドは電動ベッドですが、電動ベッドと介護用のベッドは同じものなのでしょうか、それとも違うものなのでしょうか。
実際に電動ベッドを購入する際、この違いがわからず悩む人も多いそうです。
ここでは、電動ベッドとは何なのか、介護ベッドとの違いはあるのかについて詳しくご説明していきます。
電動ベッドと介護ベッドの4つの違い
結論から言うと電動ベッドと介護ベッドには、似ている部分もあるけれど、異なる部分もあります。
この2つには4つの違いがあるので、一つずつ詳しく解説していきます。
・用途
介護ベッドはその名の通り介護用に使われるものですが、単に電動ベッドと呼ばれるものはリラックスするためのものです。
背中や脚を挙げてソファのように使ったり、寝ながら読書や動画視聴がしやすいように姿勢を調整できるものが電動ベッド、介護する方、される方の体の負担を減らすために高さや角度を変えられるものが介護ベッドと考えればわかりやすいでしょう。
・モーター数
電動ベッドはモーターで動作しますが、1モーター、2モーター、3モーターとモーター数が違うと機能も変わってきます。
リラックスするために使われる電動ベッドは1モーター、2モーターのものが主流ですが、介護用ベッドの場合は3モーターが多いと言われています。
これは、介護用ベッドは高さ調節できるものの方が介護しやすいからで、リラックス用のベッドは高さ調節が必要になるケースが少ないからです。
ただし、3モーターだから必ず介護用、1、2モーターだからリラックス用というわけではなく、あくまでもそういう傾向にあるという点に注意が必要です。
・サイズ
一般的なシングルサイズのベッドは幅100cm×長さ200cmですが、介護用ベッドは介護しやすくするためベッド幅を狭くしてあるものが多いようです。
介護ベッドの大手メーカーパラマウント社の標準的な介護ベッドは幅91cm×長さ191cmなので、一般的なベッドに比べると幅、長さともに10cmずつ短くなっています。
・価格
元々、電動ベッドは一般的なベッドよりも高額なものが多いですが、介護用ベッドとして販売されているものは、さらに高いものが多いようです。
ただし、介護用ベッドの中には非課税で購入できるものもあるので、費用を抑えたい場合は課税対象か非課税かを確認してから購入するベッドを選ぶと良いでしょう。
非課税になる介護ベッドがあります
電動ベッド、介護用ベッドを購入したいけれど高額なものが多いために迷っている人は少なくありません。
確かに一般的なベッドより高額で、失敗したからといって簡単に買い換えることもできないだけに値段が気になるのは当然です。
しかし、非課税になる条件を満たした介護ベッドなら、費用の負担を軽減できます。
どんなベッドが非課税になるかについては、条件が色々とあるのでこちらのページでご確認ください。
電動ベッド=介護用ではない
電動ベッドといえば病院にあるようなもの、介護用に使われるものというイメージが定着していますが、最近は電動ベッドを日常生活に取り入れる若い人も増えています。
便利な機能の付いたベッド、寝室をぜいたくなリラックス空間にしてくれるベッドとして電動ベッドを選ぶ人もいるようです。
なぜ、電動ベッドが若い人に選ばれるのか、どんな風に電動ベッドを活用しているのかについては、こちらの記事で解説しているので、ぜひご覧ください。
電動ベッドおすすめ5商品
「電動ベッド=介護ベッド」ではないということがわかったら、自分に向いているのはどんなベッドなのか、色々なベッドを比べて見つけてみましょう。
ここでは、機能やデザインの違うおすすめ電動ベッドを5つご紹介しています。
【2モーター】
折り畳んでコンパクトに収納できる電動ベッド
静音2モーター内臓で頭と脚の上下が可能。
折り畳めばコンパクトになるので、一人暮らしのお部屋にもおすすめのベッドです。
床板にはスチールメッシュを採用しているので、湿気がこもりにくく一年中快適に眠れます。
スマホ&専用リモコンで操作可能な電動ベッド
睡眠センサー付きの多機能電動ベッド。
好みのポジションを記憶させることもできるので、ベッドの上での読書やパソコン作業などもラクラク。
お手持ちのスマホやタブレットで頭や脚の上下操作が可能です。
ワイヤレスリモコン&スマホアプリから操作可能な2モーター電動ベッド
リモコンとスマホから操作ができ、簡単に快適に調整が可能な電動ベッド。
背側・足側の2モーターで自由な操作が可能です。お好みの角度が見つかったら「じぶんポジション」として記憶させることができます。
アプリ限定でアラーム機能が付いており、例えば起きる時間に合わせて背もたれがリクライニングする動作を設定できます。
音声センサー付きなので音声でリクライニング指示が可能です。※商品リンクから音声なしもお選びいただけます。
【セミダブル】
気軽にお試しできる1モータータイプの折り畳み電動ベッド
コンパクトに折り畳めるキャスター付きの電動ベッド。
夜中も気兼ねなく使える静音設計、リモコン1つで脚、背中、背・脚連動動作が可能なので、お好みの姿勢でリラックスでき、理想の寝姿勢をサポートしてくれます。
【3モーター】
非課税 3モータータイプの電動リクライニングベッド
頭、脚、高さを自動で調整できる3モータータイプ。
床面の高さは無段階に調節でき、サイドバーも2本付いているので、ベッドからの立ち上がりもラクになります。
まとめ
介護用ベッドと一般的な電動ベッドの違いをきちんと理解しておけば、自分に必要な電動ベッドを選ぶ時に役立ちます。
サイズや機能を理解したうえで、狭い場所に置きたいから、あえて小さめの介護ベッドを選ぶ、将来のことも見越して介護用ベッドを購入しておくという選択も可能ということです。
まずは比較からという方は、こちらのページで色々な電動ベッドを見てみるのもおすすめです。