一人暮らしのお部屋として9畳1Kは広めの間取りと言えますが、大きなダブルベッドは置けるのか、ソファやチェストなど置いても圧迫感がないのかと不安に思う人もいるのではないでしょうか。
実際に住んでみて思ったよりも広いと感じるか、狭いと感じるかは元々の部屋の広さだけでなく、設置するベッドなどの家具のサイズなども関係してきます。
ここでは9畳のお部屋にダブルベッドは置けるのか、何に注意して設置すれば良いのかとあわせて、ベッド選びのポイントについてもお伝えしてきます.
目次
9畳の1Kやワンルームにダブルベッドを置ける?
9畳のお部屋は平米数で言うと14.58平方メートルとなります。
これは、一人で生活するためには十分なスペースで、大人二人が寝られるダブルベッドを置いても窮屈に感じることはないはずです。
友人やパートナーが泊まりに来た時も、ダブルベッドなら二人で寝られるので来客用の寝具を準備する手間も省けます。
また、ベッド以外にチェストやドレッサー、ソファなどを置くこともできるのでお部屋で過ごす時間が長い人、寝室部分とリビング部分を分けたい人に向いています。
ただし、9畳ワンルームの場合は、キッチンスペースが含まれていることになるので、生活スペースとして使えるのは実質的に6~7畳で、9畳1Kに比べると狭くなります。
そのため、ダブルベッドを配置するのであればレイアウトや選び方により一層の注意が必要です。
9畳の部屋にダブルベッドを置くときに意識したいこと
広めのスペースが確保できるとはいえ、適当にダブルベッドを配置すると9畳のお部屋でも余裕がなくなってしまい、快適性が失われます。
ここでは、ダブルベッドを配置する際に意識しておくべきポイントを2つお伝えします。
スムーズな生活動線を確保する
ダブルベッドを置いたせいで部屋の中を移動しづらくなると、少しずつストレスが溜まってしまいます。
部屋の入り口からベッド、ソファ、デスクなどへの移動がスムーズにできるレイアウトであれば、自室が過ごしやすい空間になるでしょう。
また、ドアや窓、カーテンなどを開閉する際にベッドが干渉しないか、デスクチェアの立ち座りに必要なスペースが確保できているかなども含めて生活動線を確保することも大事です。
ほかの家具と間隔をあける
部屋に設置する家具は一カ所にまとめた方がバランスがよさそうですが、大きなダブルベッドとクローゼットなどが集中した場所には自然と目が行きますし、大きな塊のようで圧迫感があります。
そのため、ダブルベッドを設置する時にはデッドスペースを作らない程度に他の家具との距離を取ることが窮屈に見せないポイントになります。
また、背の高い家具や重い家具をベッドの横に置かないことは、防災の観点からもおすすめです。
9畳の部屋に合うダブルベッド選びのポイント
9畳の部屋にダブルベッドを配置する際の注意点がわかったら、次はどんなダブルベッドを選べば良いのかについて考えてみましょう。
開放感のあるデザインやロータイプを選ぶ
部屋を広く見せるためには、視線を遮らない高さの家具を選ぶことが大切です。
ベッドの高さは元々視線より低いものがほとんどですが、開放的で圧迫感のないロータイプ、装飾の少ないスッキリとしたデザインのダブルベッドなら、より広々としたお部屋作りができそうです。
家具を減らせる収納付きタイプを選ぶ
ダブルベッドが部屋の面積の多くを占めるとなると、他の家具を諦めなければいけなくなるケースもあります。
そんな時、収納付きベッドを選べば他の収納家具を減らしてスッキリ見せることができます。
また、ヘッド部にコンセントや棚が付いているベッドなら、家具でコンセントが隠れてしまっても便利に使えますし、シーズンオフのものや普段使いの洋服など収納する物にあったベッド選びをすることで整理整頓しやすい収納スペースを作ることもできます。
動線をより確保できるコンパクトベッドを選ぶ
部屋の中を移動するための動線には最低でも30センチ、クローゼットなどのドアを開けたり椅子を引いたりするスペースを考えると50~60センチの幅が他の家具や壁との間に必要です。
ダブルベッドを設置したうえで、それだけの幅をベッドの周囲に確保するのは難しいかもしれませんが、ヘッドボードやフットボードがないベッドを選ぶと余裕ができるかもしれません。
見た目はもちろん、実際の動線も確保しやすくなるのでヘッドレスベッドなどのコンパクトなデザインのベッドを探してみるのもおすすめです。
部屋全体の色合いに合ったカラーを選ぶ
9畳のお部屋に色々なカラーがあふれていると統一感がなく、乱雑な印象になってしまうので部屋全体のテーマカラーを決めてからベッド選びをしましょう。
圧迫感を軽減できる白やベージュ、薄いグレーなどでベッドを含めた家具を統一すると開放的で明るい雰囲気のお部屋作りができます。
また、床の色に合わせて家具のカラーを選ぶとお部屋が広く感じるのでおすすめです。
9畳の部屋でのダブルベッドレウアウト例
設置するベッドを選んだら、次はどのように配置するかを決める必要がありますが、レイアウト次第でお部屋の印象がガラリと変わってしまうので、お部屋での過ごし方や作りたい空間をイメージしてレイアウトを決めましょう。
ベッドを奥に配置し中心を広く見せる
部屋に入った時に中心よりも手前側にスペースを作れるのが、ベッドを奥に配置する方法です。
ソファや大型テレビなどを壁際に配置しておけば、部屋の中心をより広く見せることができ、ダブルベッドの存在感を上手くカバーできます。
ベッドを壁側に配置し縦の動線を作る
部屋の壁際にベッドや他の家具を配置し、縦の動線を作るレイアウトはドアを開けた時に視界に入るものが少なく、スッキリとした印象の部屋になります。
両サイドの壁に家具が置いてあったとしても、部屋の真ん中に縦長のスペースを確保しておけば生活導線として便利なうえ、部屋の中を無駄に動かなければならないストレスを減らせます。
ベッド横に家具を置いてゾーニングをする
ゾーニングとは、空間を機能や用途などで分けて配置することです。
9畳のお部屋であれば、寝るスペースとリビングスペースをしっかり分けた使い方もできます。
寝るスペースにベッドを設置したら、本棚やチェストなどで区切って残りのスペースをリビングとして利用。
家具で仕切ると狭くなってしまうという場合は、リビングとして使いたいスペースにラグを敷くというゾーニングもおすすめです。
9畳で使いたいおすすめのダブルベッド3選
9畳に問題なくダブルベッドが置けるとわかったら、早速ダブルベッドを選んでみましょう。
ここでは、サイズ感や機能、デザインなどを厳選した3種類のダブルベッドをご紹介します。
シンプルなのに引き出しやコンセントも付いた機能的ベッド
ベッド下に2杯の引き出し、ヘッドボードには2口コンセントと照明付きの機能的なダブルベッドです。
ヘッドボードのサイドがブックスタンドになっているので、ベッドの上で読んでいた雑誌や新聞もスッキリと片付けられます。
コンパクトで抜け感のあるシンプルベッド
省スペース設置が可能なヘッドレスデザインの木製ベッドです。
天然木を使用しているのでナチュラルテイストのお部屋との相性が良く、床板はすのこ仕様なので湿気がこもりにくく蒸し暑い季節も快適に眠れます。
部屋を広く見せるロータイプのステージベッド
天井までの距離が広く、部屋を広々と見せてくれるステージベッド。
棚や2口コンセント付きのヘッドボードと設置パターンが選べるナイトテーブル付きなので、必要な物を手の届く場所に置いておくことができ、ベッド周りを快適にしてくれます。
まとめ
ダブルベッドを9畳のお部屋に置く場合、ベッドの選び方やレイアウトなどにいくつか注意点がありますが、それを押さえておけば広いベッドでゆったり眠りたいという希望を叶えることはできます。
ここで紹介した以外にもダブルベッドのデザインや機能は色々あるので、まずはたくさんのダブルベッドを見比べてみてはいかがでしょうか。
こちらのページでも様々なダブルベッドを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。