寝る時は頭から足元までフラットな状態が一番寝やすいというのがこれまでの考え方でしたが、今は傾斜をつけた方が寝やすいという意見の人も増えています。
ここでは、傾斜をつけた寝方のメリット、デメリットと合わせて、角度をつけて寝るための方法についてもお伝えしていきます。
傾斜をつけて眠るメリット
寝る時にはフラットな寝姿勢でというのが一般的ですが、最近は寝やすくするためにあえて角度をつけるという人が増えており「入眠角度」に注目が集まっています。
ベッドや布団で寝ている人の背中を少し上げるだけで呼吸しやすくなったり、足を上げればリラックスした姿勢が取れたりするとされており、眠りがいつもより深く、目覚めた時にスッキリすると感じる人も多いようです。
どこをどの角度にすれば良いかは人によって違いますが、その人にとって最適な傾斜を付けることで睡眠がさらに快適になると考えて良いでしょう。
傾斜をつけて眠るデメリット
背中を上げる、足を上げるなどベッドに傾斜をつけて眠ることで腰や背中が痛くなることもあります。
これは、最適な傾斜ではなかった場合に適度に寝返りを打つことができず、無理な姿勢で眠ってしまった場合に考えられるデメリットです。
角度が付きすぎることで頭の重みが肩にかかりすぎて肩がこる、起きた時に頭痛がするなど傾斜をつけたことで体に負担がかかることもあります。
「体への負担を減らし、自分にとって入眠しやすい理想の角度」がなかなか見つけられない可能性があるという点も傾斜をつけて眠るデメリットと言えるかもしれません。
ベッドで傾斜をつけて斜めに寝る方法
ベッドに傾斜をつけて眠った時のメリット、デメリットをお伝えしましたが、次は実際に傾斜をつける方法について解説していきましょう。
電動ベッド
電動ベッドは病院や介護施設などで使われることも多いですが、最近は家庭で電動ベッドを利用する人も少なくありません。
頭だけ、足だけ、あるいは頭と足の両方など好きな場所を上げることができ、電動なので操作もラクにできます。
自分好みの姿勢を記憶させておけるベッドもあるので、毎回設定する手間も省け、すぐに最適なポジションに変えることができます。
リクライニングマットレス
ベッドフレームに乗せたり、畳やフローリングの床にそのまま置いたりして使えるのがリクライニングマットレスです。
電動ベッドに比べるとベッドフレームがない分、少しコンパクトに設置できるので、寝室が狭い場合にはリクライニングマットレスの方が向いているかもしれません。
電動、手動のどちらもありますが電動の方が高価なものが多いようです。
手動リクライニングベッド
リクライニング角度を手動で調整できるベッドもあります。
昼間はソファ、夜はベッドのような使い方ができるソファベッドとして販売されているものも多く、折りたたみ式のコンパクトなものは一人暮らしのワンルームなどにもおすすめです。
<おすすめ>枕やクッションを使う
今あるベッドをそのまま、寝る時に角度をつけたいという場合はホテルのようにクッションや枕を背もたれに使うという方法もあります。
好みの角度になるよう複数の枕やクッションを背中や足の下に挟むと微調整も簡単にできます。
三角形の枕、クッションは体の隙間に入れやすくもたれかかりやすいので1つ持っておくのも良いかもしれません。
ベッド専門店が選ぶ「傾斜をつけて眠る」おすすめベッド6選
寝姿勢に傾斜をつける方法はいくつかありますが、手間をかけずに好みの角度にできるベッドがあれば、おやすみ前に悪戦苦闘することもありません。
ここでは、傾斜をつけて眠るためにおすすめしたいベッドを6つご紹介します。
夜中も使える静音2モーター搭載の電動ベッド
専用のリモコンで頭、脚の上下が可能なポケットコイルスプリングマットレス付き電動ベッドです。
リクライニング中に障害物が挟まった場合はモーターの力が加わらない安全性の高い構造なので安心。
脚を調整すれば5段階の高さ調整も可能。耐荷重も180kg(シングルの場合)と頑丈仕様なので安心です。
高級ホテルのようにくつろげる本革ベッド
ヘッドボードのクッション部分に本革を使用したベッドです。
洗練されたモダンデザイン、素材へのこだわりで高級ホテルのような空間を演出。
ヘッドボードにもたれて、くつろぎの時間を過ごせます。
フィンランド産天然無垢材を使用したヘッドレスベッド
天然木無垢材をふんだんに使用した温もりあふれるすのこベッド。
JIS規格耐荷重7000N=約700kg試験合格品の頑丈設計なので大柄な方でも安心しておやすみいただけ、ヘッドレスのシンプルデザインなので、どんな空間にも馴染んでくれます。
ポケットコイルマットレス付きアイアン&ファブリックベッド
ゆったりくつろげるセミダブルサイズのファブリックベッドです。
優しい色味のコーデュロイ生地を使用したクッションタイプのヘッドボードは、もたれかかってテレビなどを見たい時にも最適。
サイドには木製の手すりも付いています。
リクライニング機能付きシングルショートベッド
ちょっと小さめのマットレスが付いた折りたたみベッドは、キャスター付きで移動もラクにできます。
ヘッド部は14段階リクライニング機能付きなので、傾斜をつけて眠りたい時はもちろん、テレビを見るのにも便利です。
コードレスリモコン付き電動マットレス
自由にくつろげる最上級の場所として、寝る時も起きている時も使える電動マットレスです。
畳やフローリングに直置きで使え、お好みの姿勢でくつろげるベッドとしてもソファとしても使える2Way仕様。
居心地の良い空間作りにもおすすめです。
まとめ
身体が斜めになっていると落ち着かない、寝づらそうと思う人も多いかもしれませんが、実際に傾斜をつけて寝てみると意外な心地良さに気づくかもしれません。
まずは、手軽にできるクッションや枕を使って角度をつける方法を試してみて、その良さがわかったらベッドそのものに角度が付けられるものの購入を検討してみるのも良いでしょう。
こちらのページでは電動ベッドをはじめとした、傾斜をつけられるベッドを多数ご紹介しているので、ぜひご覧ください。