ベッドは大きな家具なので、たくさんのパーツから成り立っています。
ただ、それぞれのパーツの名称や役割をきちんと把握している人は意外と少ないのではないでしょうか。
気に入ったベッドをみつけるためにも、色々なベッドを比較するためにもそれぞれの名称や役割を知っておくことは大事です。
ここでは、ベッド購入時に役立つ各部の名称や役割とあわせて、上手なベッドの選び方についても解説しています。
ベッドの主要部位
ベッドは機能が増えると使われるパーツも増え、構造も複雑になっていきます。
欲しいベッドに使われているパーツの名前がわからないと商品説明を読んでも理解できないまま、購入したけれど思っていたのとは違ったということにもなりかねないため、まずは主要部位の名前と役割を理解するところからはじめましょう。
ヘッドボード
ベッドの頭側にあるのがヘッドボードです。
一枚の板でできたパネルタイプのほか、棚になっているヘッドボードもあります。
枕が落ちるのを防いでくれるので、頭側を壁付けで設置できない時にも安心して眠れます。
また、棚付きのヘッドボードは、ベッド周りにテーブルなどを置くスペースがなくても小物が置けるため、手狭な寝室に便利です。
フットボード
ベッドの脚側にあるのがフットボードです。
マットレスのズレを防ぐ役割があります。
床板(底板)
マットレスを乗せるのが床板、あるいは底板と呼ばれるパーツです。
すのこ状になったものやクッション性、弾力性のあるウッドスプリング、一枚か二枚の板でできたものなどがあり、強度が高いものはマットレスだけでなく布団を敷いて使うこともできます。
サイドフレーム
ベッドの横の細長い板がサイドフレームです、内側には床板を支える桟があり、ベッドの歪みやたわみを防ぐ役割も果たしています。
引き出し
収納として使える引き出しが床板の下についているもの、またはサイドフレームが引き出し状になっているものもあります。
収納家具とベッドを一つにまとめたい時に便利なパーツです。
脚
ベッドを支えているのが脚です。
ちょっと腰掛けられるように高さを出したり、ベッド下の通気性を高めたりといった役割もあります。
マットレス
ベッドを使用する時には床板の上にのせるマットレスを選ぶ必要があります。
マットレスはポケットコイル、ボンネルコイル、ウレタンなど内部の構造や使われている素材によって寝心地が変わります。
最近はマットレス一体型ベッドのように、マットレスに脚が付いたものも増えています。
ベッドフレームの種類
ベッドフレームは一般的に「ヘッドボード・フットボード・床板」で構成されたセットのことですが、ベッドフレームにも種類ごとの名称があります。
この名称がわかっていれば、ベッドを探す時にも便利なので主要部位の名称や役割とあわせて覚えておくのがおすすめです。
ここでは、ベッドフレームごとの特徴について解説します。
レッグベッド
ベッドとしてはスタンダードなレッグベッドは、脚が付いているベッドの総称で、脚の高さはベッドによって様々です。
長さの異なる脚を付け替えたり、継いだりして高さを変えられるものもあるので、お掃除ロボットを使いたい、ベッド下を収納にしたいなどの希望やライフスタイルに合わせやすいベッドと言えるでしょう。
フロアベッド
脚のないフロアベッドは、天井までの距離が遠くなるため圧迫感なく設置できるのが特徴です。
ローベッドとも呼ばれ、床から数センチ程度の高さのものも多く、寝相が悪い方や小さなお子様も安心して眠れます。
収納ベッド
大きな家具であるベッドの設置スペースを収納として活用できるのが収納ベッドで、ベッド下がそのまま収納になります。
収納スタイルとして、引き出しタイプやリフトアップタイプがあり収納スペースが少ない一人暮らしのワンルーム、お子様が小さく物が増えがちなご家庭にもおすすめです。
ロフトベッド
ベッドを高い位置にすることで、下のスペースを有効に使えるのがロフトベッドです。
デスクやソファを設置したり、収納家具をベッド下にまとめたりできるので部屋を広く使いたい方に最適。
秘密基地のような存在感でお子様に喜ばれるベッドです。
折りたたみベッド
来客用の予備としても便利な折りたたみベッドは、引っ越しの多いお仕事の方や部屋が狭い一人暮らしの方におすすめです。
使わない時には畳んで収納でき、キャスター付きタイプは移動も楽ちん。
比較的、安価なものが多いのも特徴の一つです。
ソファベッド
一人暮らしのお部屋にソファとベッドを置くのは難しいという時も、ソファベッドなら一台二役で使えます。
ソファからベッドへの切り替えも簡単にできるので、来客の多いご家庭にもおすすめできるベッドです。
二段ベッド
兄弟、姉妹で一緒に使える二段ベッドは狭い子供部屋にも設置しやすく、成長後はシングルベッド二台として使えるものなら、買い替えのためのコストも抑えられます。
一人暮らしでも、縦の空間を無駄にしないため片方をベッド、片方を収納として使うために二段ベッドを購入する方は少なくありません。
▶参考:【ベッドフレームの選び方】ベッド専門店nerucoが選び方をご紹介します!
上手なベッドの選び方
ベッドに使われているパーツの名前や役割、ベッドフレームの種類についてご説明してきましたが、次はベッド選びで失敗しないための上手なベッドの選び方についてお伝えしていきましょう。
ベッド選びは簡単に買い換えることができないからこそ、じっくりと時間をかけることが大事です。
設置場所に合わせたサイズ選び
欲しいベッドと部屋に置けるベッドが一致するとは限らないので、まずはベッドを置くスペースがどのくらい確保できるのか、しっかりとお部屋を測ることが重要なポイントとなります。
同じシングルサイズでもデザインやメーカーによって幅や長さが若干異なる場合もあります。
設置場所を決める時には、ドアや窓の配置、クローゼットなどの扉と干渉しないか、動線を確保できるかといった点の確認も必要です。
必要な機能の確認
ベッドの周りにテーブルなどを置くのであれば、棚付きのベッドにこだわる必要はありませんが、狭くてテーブルが置けないなら棚付きの方が便利です。
収納スペースが少ないお部屋なら収納付き、使わない時は畳んでしまいたいなら折りたたみベッドなど、どんな機能が必要なのかを確認したうえで、購入するベッドの種類を絞り、そこからデザインや予算に合わせたものを絞り込んでいくと効率よくベッド探しができます。
ライフスタイルの変化も考慮
転勤で引っ越す予定がある、結婚や同棲を考えているなど、ライフスタイルが変化する可能性がある場合は、柔軟に対応できるベッドがおすすめです。
脚の付け替えて高さを変えたり、ラクに移動できるよう折り畳めたりするベッドは、引っ越し先でも使いやすく、移動のたびにベッドを買い替える必要がありません。
お子様用のベッドの場合も、成長後に使いやすいシンプルなデザインのものを選んでおくと、買い替えのコストを抑えられます。
ベッド専門店がおすすめするベッドフレーム5選
ベッドフレームには色々な種類があり、それぞれに違った特徴があります。
沢山ありすぎて、どれを選べば良いかわからないと迷ったら、まずはベッド専門店がおすすめする、こちらのベッドフレームからご検討ください。
4段階に高さ調整できる天然木製すのこベッド
北欧フィンランド産の天然パイン材を贅沢に使用したすのこベッドです。
長短2種類の脚が付いているので、好みやお部屋の雰囲気に合わせて高さを4段階に調節可能。
静止耐荷重350Kg(JIS規格耐荷重7000N=約700kg試験合格品)の頑丈設計、どんなお部屋にも馴染むシンプルなデザインで長くご愛用いただけます。
ヴィンテージ調デザインの棚付きベッド
味わい深い表情の木目と武骨なアイアン脚の組み合わせがお洒落なヴィンテージ調の木製ベッドです。
ヘッドボードの棚は小物を置くのに丁度良い省スペース仕様で、ホコリが入りにくいスライドコンセント付き。
枕元でスマホなどの充電ができるので便利です。
収納力のある引き出し付きの木目調フレームベッド
ヘッド部にコンセントだけでなく便利なUSBポートも搭載した機能的なベッドです。
お部屋に馴染みやすい木目調フレームは、メラミン化粧板を採用しているので耐水性や耐熱性、耐摩耗性に優れており、美しさが長持ちします。
省スペース収納が可能な折りたたみすのこベッド
調湿効果に優れた桐材のスノコ床板を採用した、通気性抜群のすのこベッドです。
折りたたみベッドながら、ヘッド部にはスライドコンセントとUSBポートを備えているので、スマホの充電もばっちりです。
子供も大人も使えるシンプルデザインのロフトベッド
ベッドサイドにディスプレイ収納として使える収納棚兼ハシゴ付きのロフトベッドです。
ハシゴはベッド本体と一体型なので上り下りの際もぐらつかず安心。
ベッド下にマットレスを敷いて2段ベッド風にしたり、大容量収納として活用したり、アイデア次第で使い方が広がります。
まとめ
一言でベッドといっても、たくさんのパーツが使われていて、様々な種類のベッドがあります。
いざ買い換えるとなると、何が良いかわからなくなる、どれを選べば後悔しないのか知りたいと迷うことも多いのではないでしょうか。
そんな時は、品ぞろえが豊富な専門店で探すのが一番。
こちらのページでは、素材やデザイン、機能も色々なベッドを取り揃えているので、ぜひ一度ご覧ください。