ベッドを好きな場所に置きたいとは思うものの、部屋の広さによっては我慢しなければいけないこともあります。
ただ、ベッドの設置場所によって眠りやすさも変わってくるので、入眠しやすい配置や向きにするためにも、ベッド選びが重要です。
ここでは、間取りや配置に関係なく置けるヘッドレスベッドのご紹介とあわせて、眠りやすいベッドの配置をどう決めれば良いかについて解説していきます。
まずはお部屋の間取りを見直してみましょう
ベッドの配置を決める前に必要なのは、お部屋の間取りの見直しです。
窓やドアはどこにあるのか、エアコンはどこに設置されているのかなどによってもベストなベッドの設置場所は変わってきますが、下記に挙げるポイントについては気をつけておいた方が良いでしょう。
エアコンの位置
エアコンの風が直接体に当たる位置にベッドを置くと体調を崩しやすいので、できれば正面になる位置は避けるようにしましょう。
また、エアコンの真下も冷たい空気がたまりやすく、万が一故障した時には水漏れでベッドが濡れてしまう可能性もあります。
天井や壁にエアコンの風を当て、それが跳ね返ってきて体に当たる程度の方が体調への影響は少なくなると言われています。
窓やドアの場所
窓際にベッドを置くと夏は暑さ、冬は寒さに悩まされてしまうかもしれません。
室内と屋外の温度差がある場合は結露が生じることもあるので、あまり頻繁に動かすことのないベッドの設置には向いていないでしょう。
ベッドを設置する際、北枕になることを気にする人は多いですが、風水的には寝ている間に冷たい気が頭から入り、足元から悪い気が抜けると言われているので、あまり気にしすぎることはなさそうです。
他の家具との間隔
寝室にベッド以外の家具を置く場合は、必要な間隔を開けて設置することが大切です。
テレビに近すぎると見づらいですし、クローゼットや押し入れと近すぎるとドアや扉の開閉ができない、物の出し入れが面倒ということにもなりかねないので、50cmほど離して設置するようにしましょう。
入眠しやすいベッドの位置はここ!
しっかり寝たつもりなのに、朝起きた時に疲れが取れない、なかなか眠りにつけないという時はベッドの位置を変えてみるのがおすすめです。
狭い部屋だったとしても、ベッドの向きや設置場所を少し変えるだけで驚くほど入眠しやすくなることがあります。
例えば、窓側に頭を向けて寝ていると朝日が気になって早く目覚めてしまうこともありますし、雷雨の際には音や光が気になるかもしれません。
また、出入り口に頭を向けると家族の出入りする音が気になったり、狭いワンルームの場合は外の音がうるさく感じるでしょう。
そのため、窓やドアなど外部の影響を受けやすい場所の近くにはベッドを置かないのがおすすめです。
先にご紹介した通り、エアコンの風が直接体に当たるところも避けるようにしましょう。
どうしても窓やドアに頭を向けないとベッドが置けないなど、間取りに制約がある場合は遮音や遮光などの機能が付いたカーテンを使う、ドアの隙間を塞ぐテープを貼るなどの工夫をすれば、入眠しやすい寝室になるはずです。
収納ベッドの比較ポイント
ここまで、ぐっすり眠るためのベッドの配置についてご説明してきました。
次にベッドの機能の一つである収納についてお伝えします。
ベッドに収納スペースが付いていれば、収納家具を置くスペースがいらなくなるので部屋を広く使うことができ、見た目もスッキリします。
まだ、収納のタイプによっては一般的なクローゼットに入りづらい長尺物をしまえますし、かさばるものが入るタイプなら押し入れやクローゼットのスペースにも余裕ができるので荷物が多い人には特におすすめです。
収納ベッドと呼ばれるものは、主に下記の4種類。
自分に合ったものを選ぶためにも、まずはそれぞれの特徴を理解しておきましょう。
・引き出し付きベッド
ベッドの下に2杯程度の引き出しが付いたベッドは、最もスタンダードな収納ベッドと呼ばれるタイプです。
引き出しにキャスターが付いていたり、ベッド本体に引き出しが組み込まれているのでホコリが入りにくい構造だったりと引き出し付きベッドにもいくつかの種類があります。
・チェストタイプ
チェストタイプの収納ベッドは、引き出し付きベッドよりも収納部分が多いベッドです。
床面下に2段、3段に引き出しが付いているため、かなり収納力があります。
仕分け収納に便利なサイズの異なる引き出しが付いているものなどもあるので、ベッドを置くとチェストを置く余裕がなく、洋服の収納に困ってしまうという時にもおすすめです。
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・フタ式タイプ
フタ式タイプの収納ベッドは、収納部分にフタが付いているのでホコリを寄せ付けないのが特徴です。
出し入れに少し手間がかかるので、あまり頻繁に使うわけではないけれど大事にしまっておきたい物の収納に向いています。
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・跳ね上げベッド
大容量の収納スペースを確保したい場合に最適なのが、跳ね上げ式の収納ベッドです。
床面と同じスペースが、そのまま収納として使えるので季節もののラグやスポーツ用品などのかさばるものもしまえます。
ベッドそのものがフタ代わりになっているため、毎日使うものの収納には向いていませんが、押し入れや作り付けのクローゼットなどがないお部屋で、たっぷりの収納スペースを確保したい場合におすすめのベッドです。
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間取り・配置に悩まないヘッドレスベッドがおすすめ
ここまで、寝やすいベッドの設置場所やベッドの機能の一つである収納についてお伝えしてきましたが、次は引っ越しや模様替えの時も配置に悩まないヘッドレスベッドの特徴をご説明していきましょう。
ヘッドレスベッドはヘッドボードがないベッドのことで、ヘッドボード付きのベッドに比べると見た目がすっきりしているだけでなく、省スペースで設置できるというメリットがあります。
一人暮らしのワンルームなど狭いお部屋にも置きやすく、引っ越しなどで間取りが変わってもベッドの向きで悩む必要がありません。
ヘッドボードがあるベッドは模様替えの時にも配置が限られますが、なければ向きはどちらでも構わないのでレイアウトは自由自在。
コンパクトで扱いやすく、配置の自由度も高いというのがヘッドレスベッドをおすすめする一番の理由です。
ただ、ヘッドボードがないということは、スマホや目覚ましなどの小物を置くスペースがない、高級感が感じられないなどのデメリットもあります。
とはいえ、こうしたデメリットをカバーするために、小さいサイドテーブルを置く、素材や色、デザインに高級感のあるものを選ぶといった工夫もできるので、気にしすぎる必要はなさそうです。
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おすすめヘッドレスベッド5選
レイアウトが自由に選べるヘッドレスベッドは、限られたスペースにも設置しやすいだけでなく、引っ越しや模様替えで設置場所が変わった時にも柔軟に対応できるのでおすすめです。
ここでは、デザインや素材のことなる5種類のヘッドレスベッドをご紹介します。
頑丈設計の天然木すのこベッド
静止耐荷重350Kgの頑丈設計なので、どんな方でも安心してお使いいただけるすのこベッドです。
シンプルなデザインなので組み立てもラクラク。
設置場所や気分に合わせて、4段階に高さを調節できます。
ヴィンテージ調デザインの木製ベッド
省スペースで設置可能なヘッドレスデザインのベッドです。
味わい深い表情の木目と武骨なアイアン脚の組み合わせは雰囲気のあるお部屋作りにもピッタリ。
床面はすのこ仕様なので、一年を通して快適に眠れます。
引き出し収納付きヘッドレスベッド
ベッド下に2杯の引き出しが付いた収納力バツグンのベッドです。
引き出しはキャスター付きなので重いものを入れてもラクに開閉でき、設置スペースに合わせて左右のどちらにも組み替え自由。
収納家具を置きづらい手狭な寝室にもおすすめです。
天然木×ファブリックの脚付きボトムベッド
無駄を省いたシンプルなデザインで、ベッドはもちろんソファとしても使えるボトムベッドです。
ベッド下は一般的なお掃除ロボットが入る高さで、衣装ケースと組み合わせて収納としてもお使いいただけます。
ベッドライフを豊かにする2モーターの電動ベッド
専用アプリを入れたスマホからの操作ができ、自分好みのポジションを記憶させることも可能な電動ベッドです。
厳しい基準をクリアしたOKIN社製のモーターを採用しているので安心して利用でき、静音設計なので夜間も気兼ねなく使えます。
まとめ
ヘッドレスベッドはヘッドボードが付いたベッドよりもコンパクトなので、圧迫感なく設置でき、部屋を広く見せたい時には特におすすめです。
シンプルなデザインのものや高機能なものまで、色々と選べるのも魅力の一つ。
こちらのページでもたくさんのヘッドレスベッドをご紹介しているので、ぜひご覧ください。