こんにちは。
ネルコを始めとした弊社店舗宛てに、お客様からよくいただくお問い合わせの一つに
ベッドフレームの軋み(きしみ)問題があります。
そもそも、マットレスや布団も合わせて快適な睡眠時間と場所を得たいと考えて
ベッドを購入されるわけですから、
そのためのベッドフレームが不快な音や揺れを生じさせてしまっては、
せっかく高い買い物をしたのに嫌な気分になりますよね。
今回はベッドが軋む主な原因と、対策が出来るものであれば、その対策をご紹介させていただきます。
ベッドが軋む原因には、残念ながらどうしようもないものもあり、
また木製ベッド、アイアンベッド(スチールベッド/パイプベッドとも)それぞれ特有のものもあります。
1.フレームのネジの締め具合がゆるい
ベッドに限らず、「軋み(きしみ)」というのは「物と物とが強くこすれ合って音を出す」ことを指します。
ベッドはヘッドボード/フットボード/サイドフレーム等を組み合わせて構成するため、
これらをつなげるネジ、金具部分の締めがゆるいがために軋みが生じてしまうことが多いです。
アイアンベッドの場合、木製よりも軋み音が大きいです。
なので組立の途中では、フレームが崩れない程度にネジを少しゆるく仮留めし、
形を整えた後、最後にしっかりと締めるようにしましょう。
組立設置サービス等をご利用され、業者の方に組み立ててもらっても、
念のため、締め具合を確認したほうがいいかもしれません。
もし、しっかり締めても軋みが気になる場合は、ホームセンター等に売っている
薄いフェルトやパッキン、ゴム等の緩衝材をフレームの間に挟んでいただくと改善することがあります。
アイアンベッドの場合、潤滑油を塗ってネジを締め直す方法もあります。
それでもやはり、使っている内にネジは少しずつ緩んでしまうため、
使い始めた後も約3か月を目安に定期的にネジを締め直すのが理想です。
2.接着剤や塗装の剥がれる/割れる音
すのこ等の床板を含め、ベッドフレームには接着剤でパーツ同士をくっつけて構成されている部分があります。
組立の最中に少量が剥がれたり、固った接着剤に割れが生じることにより、
使い始めた時にカサカサと音がするのです。
(※不良品でない限り、さすがにパーツそのものが離れたりすることはありませんが、
少しでも不安に感じる隙間があった場合はお問い合わせください。)
3.木製ベッドフレームの水分の吸収等の経年劣化によるもの
木製のベッドフレームの場合、木なので当然使っている内に少しずつ湿気等の水分を吸収していきます。
それによりフレームがゆがんだりして、最初のころは軋みはなかったけど使っているうちにネジのゆるみと
相まって軋みが出てくるのです。
対策としては、普段お使いになる寝具に除湿効果があるものを使ったり、除湿マットという
布団やマットレスの下に敷く除湿/吸湿アイテムを使うと完全でありませんがフレームの吸水が軽減されます。
木製ベッドではなく、アイアンベッドであれば、軋みの原因になるような経年劣化はありません。
4.構造上マットレスではなく布団を敷けないベッドもあります
ベッドフレームや床板の構造上、マットレスに比べて薄い布団だと、
人が寝た際、動いた際や衝撃が伝わりやすいがために
厚くて緩衝要素がたくさんあるマットレスでないと敷けない商品もあります。
このような商品の場合、無理に布団を敷いて寝ようとすると、
床板にひびや割れが生じる可能性が有ります。
軋みの原因を確認した上で少しでも不安がある場合はお問い合わせを!
今回は主な原因のみを紹介しましたが、ベッドにはすのこベッドや収納ベッド、
ロフトベッド、システムベッド等様々なタイプがあり、
素材も木製やアイアンのフレームではなく、それ以外のラタン等を使ったものもあるため、
製造した業者ではないと詳細がわからないものもあります。
そのため、今まで使っていたベッドと違うタイプのベッドを使い始める際、
また、ネジをしっかり締める等今回ご紹介した原因を確かめても尚、
少しでも不安がある際はお問い合わせください。