これからの時期、雨が続き湿気が気になる季節がやってきますね。
湿気と言えば、洗濯物が乾かない、髪の毛がうねる、化粧が崩れるなど沢山の問題があると思います。
中でも雨が続き湿度が高い日が続くと、やっぱり気になるのはカビではないでしょうか?
部屋にすのこベッドを設置している方も多いと思いますが、実はすのこベッドにもカビが生えるのです。
すのこベッドは風通しが良いので、湿度が上がりにくくカビに強いですが、すのこベッドと言えど湿度を下げるのには限界があります。
ここでは、すのこベッドのカビ対策をご紹介します。
すのこベッドにカビが繁殖しやすい条件とは?
主に3つの要素がカビが繁殖していく原因と言われています。
温度
カビが増えやすい温度は20℃以上でピークは28℃と言われています。初夏の5月頃から9月頃までが要注意です。この範囲内で湿度が高いと、カビの発生リスクが非常に高くなります。室内の換気が不十分だとさらに湿気がこもりやすくなり、カビの発生条件が整いやすくなります。
湿度
湿度60%以上になると発生しやすくなります。特に、湿度が80%以上になると急速に繁殖します。
また、人間は一晩でコップ一杯分(約200~500ml)の汗をかくと言われています。寝汗によって布団やマットレスが湿り、湿度が上がることでカビが発生しやすくなります。尚、冬も乾燥のため加湿器を使う場合は注意が必要です。
栄養分
カビの主な栄養分は髪の毛、汗、ほこりです。日々の生活でどうしても髪の毛やほこりは発生します。特にベッドや布団には寝ている間に抜ける髪の毛や布団のホコリのほか、寝汗で湿気が溜まりやすくカビが繁殖しやすい環境となります。
一般的にすのこは通気性に優れていると言われますが、条件によってはカビが生える可能性があります。
それでは具体的にすのこベッドのカビ対策は何をすればよいか確認していきましょう。
すのこベッドのカビ予防5つのポイント
すのこベッドのカビの発生を予防するポイントについて解説します。
対策1.布団やマットレスの敷きっぱなしは避けしましょう
すのこベッドに敷布団を敷きっぱなしにすると、すのこと布団の接触部分に湿気が溜まり、カビが生えてしまいます。朝起きたら布団を畳む、マットレスは定期的にすのこからおろして立てておくなどしましょう。
すのこや布団が吸い込んだ湿気を放出することでカビの発生を防げます。
特に子どもは体温が高く、大人より寝汗を多くかくので毎日天日干し、又はベットパッドやシーツを交換してあげると良いでしょう。
また、布団は毎回同じ方向に畳むのではなく、別の日には逆方向に畳むなどしましょう。
対策2.定期的に干しましょう
すのこベッドも天気が良い日は風通しの良い場所で陰干しをするとより効果的です。ひのき等の木材は空気中の湿気を吸い、放出する調湿作用があるためカビを防止するのに向いている素材です。定期的に布団やマットレスを干すことで、布団やマットレス内部の湿気がしっかりと飛び、カビの発生を抑えられます。また、すのこの調湿作用により、さらにカビの発生を防げます。
画像のように、折りたたみが可能なすのこベッドの場合、その場で布団を干せるのでおすすめです。
なお、皮脂汚れもカビの遠因になるため、シーツや枕カバーを定期的に洗濯することも重要です。
対策3.部屋はこまめに換気しましょう
雨が続いているからと言って窓を閉めっぱなしはNGです。
湿気は家の壁や床からも室内に染み込んできます。
外から入ってくる風に湿気があったとしても、換気をすることで室内の空気が循環しカビができにくくなります。よほどの強い雨でない限り、こまめな換気を心がけましょう。対角にある窓やドアを開け空気の流れを作るのが一番良い換気の仕方ですが、窓が1つしかない場合は換気扇やサーキュレーター、扇風機で空気の流れを作ると良いでしょう。
また、1時間に10分の換気を1回するよりも、1時間に5分の換気を2回以上する方が効果的です。
24時間換気システムの部屋でも換気は必要ですので是非やってみてください。
対策4.除湿器やエアコンの除湿機能を使おう
湿度が高い、じめじめしてる時は除湿器やエアコンを積極的に使いましょう。雨が激しく、窓を開けて換気できないときに除湿機能を使うと便利です。
電気代はかかりますが、カビ対策には大きな効果があります。
湿度は60%が超えるとカビが繁殖しやすい環境になりますので、なるべくお部屋の湿度は50%~59%にしておくと良いでしょう。
対策5.除湿シートを使用しましょう
マットレスで定期的に干すのが難しいとき、干す時間やスペースがないときにも適している除湿シートは敷き布団やマットレスの下に敷くことで、湿気や汗を吸収し、布団をさらさら・フカフカにしてくれます。
除湿シートは十分に湿気を吸収すると、センサーの色が変わって知らせてくれるので、天日で干すことにより何度も繰り返し使えます。
布団下に敷くだけですのこベッドのカビ対策にも繋がるのでおすすめです。
おすすめ除湿シート
布団やマットレスの湿気・結露・汗を除湿シートが吸収!日本は湿気の多い国なので、除湿シートでカビから守りましょう。
センサー付き吸湿マット 快眠ドライプラス TEIJIN
快眠ドライプラスは、敷布団やベットパットの下に敷いて、そこに溜まっている湿気(汗)を強力に吸収し、布団をいつもサラサラ・フカフカにしてくれる除湿マットです。テイジンの高吸湿繊維“ベルオアシス”(吸湿性能はシリカゲルの2~3倍、コットンの約7倍)を素材に使用。
除湿シート シングル快眠ドライスリムスーパー TEIJIN
通常タイプの除湿シートは、ベルオアシス使用量20%に対し、35%を使用しているのでさらに吸水量UP!何度も繰り返し使用することが出来るので経済的です♪
東洋紡モイスファイン採用 センサー付き除湿マット
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エアージョブプラス除湿マット ベルオアシス
ジャバラ式すのこ型除湿マット”エアジョブ Plus” 。大手繊維メーカー”帝人(テイジン)”の高吸湿繊維”ベルオアシス”と”マイティトップII”を使用し、その優れた性質により快適な睡眠が期待できる下敷きマットです。
すのこベッドに生えてしまったカビを除去する3つの方法
すのこベッドに生えてしまったカビを除去する3つの方法を紹介します。
方法1.消毒用エタノールを使用した除去法
■用意するもの
・消毒用エタノール
・ゴム手袋
・マスク
・乾いた布
1. ゴム手袋とマスクをしてカビを吸い込まないように防備します。
2. すのこベッドに付着しているカビの表面を拭き取ります。
3. エタノールをカビが生えている部分に、すのこの木が濡れるくらい吹きかけます。
4. 吹きかけてすぐ吹くのではなく、必ず乾かしてから乾いている布でカビを吹き取っていきます。
5. 綺麗にふき取れたら、日当たりのいい場所で乾燥させます。
尚、カビを拭き取った布などは使い回さずに使い捨てましょう。
乾燥後にもう一度消毒用エタノールを噴霧するとカビ予防になり更に効果的です。
方法2.黒ずみをやすりで落とす除去法
■用意するもの
・ゴム手袋
・マスク
・細かい目のサンドペーパー
こちらはすのこ板の表面、内部に黒いカビが生えたときに有効な方法です。
1. ゴム手袋とマスクをしてカビを吸い込まないように防備します。
2. ベッドフレームに付着しているカビの表面を拭き取ります。
3. カビの部分をサンドペーパーで磨き上げます。
4. 削った木くずを取って終了。
最後に消毒用エタノールを噴霧するとカビを予防するとより効果的です。
方法3.カビ取り剤を使用した除去法
■用意するもの
・ゴム手袋
・マスク
・木材用カビ取り剤
・ティッシュや乾いた清潔な布
1. ゴム手袋とマスクをしてカビを吸い込まないように防備します。
2. ベッドフレームに付着しているカビの表面を拭き取ります。
3. 木材用カビ取り剤をベッドフレーム全体にスプレーして数10分放置します。
4. 放置した後、ティッシュが乾いた清潔な布で拭き取ります。
すのこベッドのカビ取りに使うときには、木材用カビ取り剤を選んでください。木材用以外なら酸素系が適しています。
一般的なカビ取り剤はお風呂場やキッチン用で多くがアルカリ性のため、木材にアルカリ性の薬剤を使用すると変色する恐れがあります。アルカリ性の漂白剤(塩素系漂白剤)の使用は避けてください。
カビ対策が不要な『樹脂すのこベッド』もおすすめ
すのこベッドでも『樹脂すのこ』というものがあります。
樹脂すのこベッドはその名の通り、樹脂製なのでカビが生える心配がありません。
また、軽くて女性でも持ち運びが簡単なのでとても扱いやすいです。
<おすすめ樹脂すのこベッド>
6つ折り折畳み樹脂すのこベッド シングル
オールプラスチック製なのでメンテナンスが不要です。畳んだすのこベッドは、ワンタッチのベルト付き。簡単に止めるだけで持ち運びにも便利です。人にも床にも優しい、丸みのあるデザイン。
湿気が気になる季節にカビ対策をしっかり行いこれからの時期を乗り切りましょう!