いきなり結論から入らせていただくと、答えは「△」です。
ではベッドフレームで敷き布団を使ったらいけないのでしょうか?
ベッドフレームで布団を使用するとどんな弊害が起こり得るでしょうか?
・木製の床板だと寝汗などの湿気がダイレクトに伝わるため、場合によってはカビが生えてしまうことも。
・逆に通気性を重視したすのこ床板を使用すると、布団の厚さや床板の隙間の間隔によっては角当たりが気になる。
・棚付きベッドだと棚と床面の高低差が大きくて使いにくい。
などいった問題などが起きることがあります。
また、ベッドフレームの静止耐荷重はマットレス使用を想定したものが多いため、
布団で使用してしまうと想定外の破損に繋がってしまうことも場合によってはあるのです。
(※マットレスは床面までに荷重が分散されるが、布団の場合荷重が分散されにくく床面の一部に荷重が掛かってしまうため。)
なので「敷き布団のご使用はおやめ下さい」と記載のあるものもあります。
ベッドフレーム→マットレスは絶対なのか?
やっぱりベッドフレームにはマットレスを使わなければダメなのか・・・
と、嘆く必要はございません、
実は布団使いを想定したフレームもたくさんあるんです。
具体的には「畳床板などの布団使用を主に置いたベッド」や[多段階に高さ調節のできるベッド]、
[床板の感覚を狭めて角当たりを軽減した細すのこベッド]など結構いろんな種類があります。
話は変わりますが、布団に近い感覚でご使用いただけるマットレスといったものもあるので、
意外と床寝→ベッドへの選択肢もあるんです。
まとめ
敷き布団をベッドで使用しようと考えるときには、前述したように使用感の問題であったり、
構造上布団使用を推奨していないベッドフレームもありますので、よく確認の上
布団用、もしくはマットレス・敷き布団両用とされているフレームを選ぶのがマルです。
布団に適したベッドフレームを選べば「通気性が良く快適」「起き上がりが楽」などといったメリットや、
すのこを山折にして布団を部屋干しできたりする便利なものもあるので、
この機会に是非、床寝からベッドデビューしてみてはいかがでしょうか?