こんにちは、neruco商品開発担当のabiruです。
4月某日、仕入れ担当の野田くんと、栃木県にあるベッドボトムを製造する工場へ行ってきました。
当日は、とても天気がよく高速道路をはしる車窓からは、山桜と新緑のコントラストがみえました。
こんな日は、山登りか、釣りでもしたいな・・・という思いながら、工場へとむかいました。
工場に入ると、そのような浮ついた気持も、ビシツと引き締まりました。
それもそのはず、こちらの工場は、誰もが知っているベッドメーカーの仕事を請け、誰もが知っているけど、泊まることは一生に一回あるか・・・という、一流ホテルに納品している「ベッドボトム」を、職人さんが、生地を丁寧に整えながら、真剣にタッカー打ちをしていました。
明るくきれいな工場で、職人さんがうつ心地よいタッカーの音がビシビシと響いていました。
「ベッドボトム」とは
ほとんどのホテルが採用している、マットレスを載せる台=ベースです。
下の写真のマットレスの下にあるベージュ色のものが「ベッドボトム」です。
引用元:http://www.francebed.co.jp/hotel/product/hotelbed/fbrstd.html
一流ホテルは、何故ベッドボトムを採用するのか?
工場の社長から教えていただきました。
①ベッドホドムには、マットレス同様にスプリングが入っていて、マットレスへの荷重を分散させる役目があります。
それにより、寝心地を向上させ、かつマットレスの耐久寿命をながくしてくれます。
ホテルは、不特定多数のお客様が毎日使用し、そのお客様に快適な眠りを提供するのが、ホテル・サービスの第一のため、コストをかけても、この「ベツドボトム」を採用しているそうです。
②木製のベッドフレームに比べ、通気性に優れています。
ベッドのボトムの中は、木枠か、スプリングになっており、気密性の高いホテルの部屋でも、汗や湿気を放湿してくれます。
③ベッドメイキング、おそうじが楽。
木製のベッドフレームですと設置したら動かすことはできませんが、この「ベッドボトム」であれば、ベッドメイキング時は、ベッドを壁から移動し、四方をあけベッドメイキングができます。
そのため、短時間に、きれいなベッドメイキングができるそうです。
ホテルに入った瞬間、きれいなメイキングをみると感動しますね。
それはこの「ベッドボトム」のおかげでもあったようてす。
当店、ベッドコンシェルジュ「neruco」では、工場の社長に協力いただいて、一流メーカーの一流ホテル仕様そのままにオリジナル商品を開発製造してくれることになりました。
「neruco」オリジナル「ベッドボトム」の開発ポイント
・日本人が好む、硬めのセッティングで、耐久性の高い、日本製で、太め線径2.5mmのスプリングを採用
・体圧分散性と、通気性を両立させるため、ボンネルスプリング形状のスプリングをシングルで、192本入れます。
・お部屋のインテリア、ベッドカバーの相性を考え、カラーはブラウン、ベージュ色に、また、生地は耐久性が求められるソファーなどで採用する厚い糸番手の太い生地を採用。
・都会の狭い寝室の事を考え、安全性を高めるため、コーナーを60Rの丸みをつけます。
・また、サイズはSSセミシングル80、Sシングル100、SDセミダブル120、Dダブル140の4サイズを基本サイズでご用意しまして、それ以外のサイズも別注でご用意いたします。
・女性の方でも、ベッドメイキング時、おそうじの時、ベッドを移動しやすいように、キャスターをつけ、かつフレーム下に持ち手を付けます。
・構造材は、海外製にある雑木ではなく、乾燥管理された新木を採用。
こんな仕様を採用し、見積もりをもらったら、思った以上に価格は高くなってしまったのですが、人生の1/3を過ごし、一日の英気を養う場所だからこそ、妥協はないほうがよいと思いました。
また、一泊●●万円もする、一流ホテルの寝心地が、自宅で毎日使えるとすれば、高くはないかと判断いたしました。
abiru