ベッドの選び方を解説!
サイズ・ライフスタイル・好みのテイストに合うベッドを選ぶポイント
ベッドは単に眠るためだけのものではなく、居心地の良い空間を作るためのインテリアの一つです。
ゆったりと体を伸ばせるサイズ、お部屋の雰囲気に合ったデザインなど優先したいポイントにこだわり抜いて選ぶのが、ベッド選びで失敗しないコツです。
快適な睡眠環境、おしゃれに彩られた寝室という理想を叶えるには、ベッドごとの特徴を知る必要があります。
ここではベッドを選ぶ4つのポイントを踏まえ、ベッドのサイズや種類、テイストなどの違いについて、べッドコンシェルジュのnerucoがお伝えします。
ベッドを選ぶの4つのポイント
ベッド選びはデザインだけでなく、いくつかのポイントをおさえて検討すれば購入後のギャップや失敗を防ぐことができます。
今回はベッド選びに役立つ4つのポイントをご紹介します。
ベッドのパーツの名称を理解する
ベッドは大きな家具なので、たくさんのパーツから成り立っています。
まずはベッド購入時に役立つ各部の名称や役割を理解しましょう。
・ヘッドボード
ベッドの頭側にあるのがヘッドボードです。一枚の板でできたパネルタイプのほか、棚(宮)になっているヘッドボードもあります。
・フットボード
マットレスのズレを防ぐ役割があります。フットボードがないベッドもあります。
・床板(底板)
すのこ状になったものやクッション性、弾力性のあるウッドスプリング、一枚か二枚の板でできたものなどがあります。
・サイドフレーム
ベッド横の細長い板がサイドフレームです。内側には床板を支える桟があり、ベッドの歪みやたわみを防ぐ役割も果たします。
・脚
ベッドを支えているのが脚です。
部屋に置けるベッドのサイズを確認する
まずはじめに、部屋に置けるサイズのベッドを選ぶことが大前提ですが、ベッドが大きすぎるとスペースにゆとりがない、圧迫感があるなどの不都合が生じることがあります。
そのため、生活に必要な空間を確保したうえで、どのくらいのサイズのベッドが置けるのかを事前に確認することが大切です。
また、ベッドを設置する際は部屋の隅、壁にぴったりとつけてというのが一般的ですが家具の配置やお部屋の広さによっては、設置方法を変えた方が良いこともあります。
以下はベッド回りに確保しておきたい空きスペースの目安です。
・扉付き収納家具の開閉に必要なスペースは90cm以上
・人が歩くための通路は50~60cm
・壁付けしてもストレスなく寝具の交換ができる空きスペースは約20cm
もちろん収納家具の扉がスライド式であれば、もっとベッドを近づけられますし小さなお子様が寝るベッドは壁にぴったりと付けてしまった方が安心です。
ドレッサーやデスクが寝室にある場合は、椅子をひいた時のスペースがあるかどうかも確認しておいてください。
空けておきたいスペースは、あくまでも目安なのでライフスタイルやお使いの家具に合わせて調整しても構いません。
ベッド購入前には部屋に入るかだけでなく他の家具と干渉しないか、空きスペースが作れるかを必ずチェックしましょう。
身長や体格に合うベッドサイズを選ぶ
ベッドのサイズは、使う人の体格や何人で寝るのかに合わせて選ぶのが基本です。
この基本に部屋の広さや好み、インテリアとしての位置づけなどの条件を組み合わせ寝室に最適なベッドのサイズを決めましょう。
現在使っているベッドのサイズを基準にして、そのままのサイズで満足なのか不満な場合はどのくらい大きければ、或いは小さければベストなのかを考えるのも良いでしょう。
※下記で紹介する長さはベッドボード(棚)が無い場合なので、ヘッドボードがあるベッドだともう少し長くなります。
セミシングルベッド(幅80~90cm×195cm)
通常のシングルよりもさらに横幅の狭い一人用ベッドです。
小柄な女性や子供用に適したサイズで、コンパクトに設置できるためワンルームにもお勧め。
2台並べてクイーン~キングサイズのベッドのような使い方もできます。
シングルベッド(幅100cm×195cm)
最も一般的なサイズの一人用ベッドで、デザインや種類も豊富に揃っています。
特に大柄な方でなければ成人男性でも窮屈さを感じることなく寝られるでしょう。
6畳程度のお部屋に置いても圧迫感はなく、8畳のお部屋なら空いた空間も十分に作れます。
セミダブルベッド(幅120cm×195cm)
名前にダブルと付いていますが、基本的には一人用ベッドです。
大人がゆったりと寝られるサイズなので寝相の悪い方やリラックスしたい方、寝相が悪い方も快適に眠れます。
シングルベッド同様、ごく一般的なサイズなので寝具やマットレスの種類も豊富です。
ダブルベッド(幅140cm×195cm)
大人二人でも寝られますが、大柄な人同士では狭く感じることもあります。
お部屋のスペースに余裕がある場合、一人でゆったり寝るためのベッドとして使うのも良いかもしれません。
クイーンベッド(幅160cm×195cm)
空きスペースにも余裕を感じられる二人用ベッドです。
夫婦の寝室、子供との添い寝用などにも使いやすいサイズですが、8畳以上のスペースがないとベッド回りに家具を置けなくなるでしょう。
キングベッド(幅180cm×195cm)
夫婦と子供一人で寝られるサイズで、かなり存在感があります。
一緒に寝ている人が寝返りをうってもあまり気にならず就寝中はとにかくリラックスしたいという人にお勧めです。
ただし、かなり大きなサイズのため購入前には搬入経路を確保できるか確認しておきましょう。
ショートベッド(全長180cm)
通常のベッドよりも長さが約15cm短いショートベッドは省スペースで設置できるため6畳のお部屋でも空きスペースが確保できます。
身長160cm未満なら短いと感じることなく使えて、お子様用としても使い勝手の良いサイズです。
ロングベッド(全長207cm)
普通のベッドでは、足がはみ出そうになる長身の方にぴったりなのがロングベッドです。
一般的なベッドより全長が約12cmながいので、180cm以上の方でも足を伸ばして眠れます。
ライフスタイルに合うベッドを選ぶ
一人暮らしの人と子供がいる家庭ではライフスタイルが全く異なるためベッドの選び方もそれぞれのライフスタイルに合わせて変わります。
また、寝室の広さやベッドにかけられる予算も違いますし、今後の生活の変化などを考えなければならない場合もあるでしょう。
そこで、ライフスタイル別のお勧めベッドタイプとその理由をまとめてみましたのでベッド選びの参考にしてください。
一人暮らしにおすすめのベッド
ワンルーム暮らしの人も多いため、ベッドを設置すると部屋のスペースがなくなってしまうと購入をためらう人もいるようです。
一人で組み立てられないものもあり、届いてもすぐに使えないと困っている人もいます。
①収納ベッド
ベッド下に収納スペースを確保でき、チェストなどの台数を減らせるので部屋を広く使えます。
②ロフトベッド
デッドスペースになりがちな縦の空間を使い、ベッドと収納家具などを1カ所にまとめられます。
③ソファベッド
脚部をつけるだけなど組み立て不要のものが多く、届いた日から快適に使えます。
④すのこベッド
マットレスのお手入れをする時間がなくても、通気性の高いすのこベッドなら湿気がたまらず安心です。
ベッドフレームの種類と特徴
お部屋の広さ、体格やライフスタイルなどを考慮し、最適なベッドのサイズがわかってから、フレームやテイストなどを選んでいきましょう。
ベッドの基本はフレームとマットレスの組み合わせですがフレームには色々なタイプがあり、使い勝手もかなり異なります。
また、それぞれのベッドにメリットとデメリットがあり、何を優先したいかで選ぶべきベッドも変わります。
特徴とメリット、デメリットをきちんと理解して、後悔のないベッド選びをしてください。
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すのこベッド
床板がすのこ状になっているので通気性が高く、マットレスを清潔に保てます。
材質によってはきしみが気になったり、破損しやすかったりするため丈夫なもの、補強済みのものを選ぶことが大事です。 -
ローベッド
フレームの高さを抑えてあるため、マットレスを置いても圧迫感がありません。
ベッド下を収納に使えないので収納家具が必須になるほか、お掃除ロボットが入らない高さのものもあるので対応可能かの確認が必要です。 -
ヘッドレスベッド
ヘッドレスベッドは「ヘッドボードがない」ベッドです。棚付きベッドと比べてヘッドボードがない分、場所をとらずにお部屋をすっきりさせることができます。照明や棚がないのがデメリットですが、シンプルなベッドが欲しいという方におすすめです。
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収納ベッド
ベッド下を収納スペースとして使えるので、クローゼットやチェストがなくてもお部屋がスッキリ片付きます。
収納力があればあるほどマット面が高くなるため、お部屋の広さによっては圧迫感があります。
また引き出しの開閉のために、ベッド回りにある程度のスペースが必要です。 -
チェストベッド
収納ベッドの中でも特に大容量なのがチェストベッドです。ベッドとタンスが一体となった収納力抜群のベッドは、お部屋に収納が少ない方にもおすすめです。
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跳ね上げベッド
床板を跳ね上げてベッド下全面を収納として使える跳ね上げベッドはベッド回りのスペースに余裕がなくても収納を確保できます。
組み立て工程が複雑なものが多く、引っ越しなどで移動する場合は専門業者の組み立て設置サービスが必須となることも少なくありません。 -
ロフトベッド
ベッド下にチェストやデスクが入るロフトベッドは、縦の空間を有効活用できます。
使用できるマットレスが薄手のものに限られる、ベッドの上り下りが面倒というデメリットもありますが、畳程度のワンルームでも空きスペースをたっぷり確保できるのは大きなメリットです。 -
システムベッド
ベッドやチェスト、デスクなどがコンパクトにまとまったシステムベッドは、個室が確保できない時でも簡易のパーソナルスペースが作れます。
組み替えできるものは成長してから単体の家具としても使えて便利。
パーツが多いので、組み立てには時間がかかるかもしれません。 -
二段ベッド
子供部屋に設置する他、分割できるタイプなら大人になってからシングルベッドとしても使えます。
ハイタイプは上段に寝ると天井に近く圧迫感があり、ロータイプは下段の天井が低く感じることがあります。 -
親子ベッド
親子ベッドは下段を引き出して使うことができるベッドです。兄弟姉妹や親子で使うことはもちろん、収納としても使うことができるのが魅力です。スライドして収納できるので、お部屋のスペースも広く使えます。
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ソファーベッド
狭い部屋でもソファとベッドを設置できるのがソファベッドです。
背もたれを倒すだけ、座面を引き出すだけとベッドへの組み替えも簡単にできます。
ソファとして使用する際に、布団の収納場所に困ることもあるようです。 -
脚付きマットレスベッド
シンプルなデザインのものが多く、どんなお部屋にもマッチしてくれます。
マットレスのみを交換することができないため、ヘタってきた場合は全てを買い替えなければなりません。 -
電動ベッド
簡単なリモコン操作で自然体のくつろぎ姿勢を得られるのが魅力です。電動リクライニング機能がついたベッドは、介護用というイメージがありますが、利用する方が快適に過ごすことを目的としています。
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畳ベッド
畳に布団を敷いて寝る感覚で使えて、布団の上げ下ろしも不要。
高齢者でもフレームの高さがあるため起き上がりやすく和のアクセントとしてお部屋で存在感を発揮してくれます。 -
折りたたみベッド
使わない時には折りたたんで収納することも可能で、来客用の予備ベッドとしても重宝します。
簡易ベッドと位置付けられることも多いため、寝心地の面で他のベッドに劣るものも多いようです。 -
アイアンベッド
木製と違い、カビが発生する心配がありません。アイアンベッドは圧迫感を感じにくく、スタイリッシュでスマート。また軽量で移動や組立てが簡単です。木製ベッドに比べ耐久性や耐荷重が劣る、温かみがないといったデメリットがあります。
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レザーベッド
ホテルのベッドルームを思わせる高級感漂うレザーベッド。ヘッド部分やフレーム部分がレザーになっており、高級感たっぷりの優雅な空間を演出します。デメリットとしては通常のベッドよりも高価なことや、ひっかき傷が目立ちやすいといったことがあります。
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ファブリックベッド
ファブリックベッドはベッドに布地が貼られたベッドです。布地があることで優しい雰囲気が出ます。
ヘッドボードにもたれてソファのようにくつろぐこともできます。 -
木製ベッド
木の温もりが嬉しい木製ベッドは、ナチュラルな雰囲気でお部屋にも合わせやすいのが特徴です。中でも檜材はリラックス効果があり、安眠を促す効果が期待できます。あたたかみのある素材が好きな方におすすめのベッドです。
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棚付きベッド
棚付きベッドはスマホやタブレット、目覚まし時計など小物を置けるようなスペースがあるベッドです。棚部分にコンセント口があるベッドは充電をしながらスマホ操作ができるため便利です。
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パネル型ベッド
洗練されたシンプルなヘッドボードはお部屋をすっきりとした印象にしてくれます。枕元はシンプルに使いたい方や寝室が少し狭い、スペースを有効に使いたい方におすすめです。物を置くスペースが付いていない為、いろいろ置きたいものがある方には棚付きのベッドをおすすめします。
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連結ベッド
連結ベッドはベッドフレームを連結用パーツで繋げることができるベッドです。キングサイズやクイーンサイズは搬入が難しいこともありますが、連結ベッドなら1台ずつ搬入することができます。ファミリーにもおすすめのベッドです。
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パレットベッド
使う枚数を変えるだけで自由にベッドのサイズを変えられるベッドです。金具で止める必要が無く、並べるだけでベッドになります。お部屋の模様替えや引っ越しの際もスムーズに解体できます。
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エアーベッド
アウトドアや車中泊の時に便利なベッドです。空気を調整すればお好みの硬さに調節もできます。使わないときはコンパクトにすることができ持ち運びができます。来客時の簡易ベッドとしてもおすすめです。
テイスト別のイメージ
ベッドのテイストはデザインや材質、色によって大きく変わります。
自分の好みに合うベッドを選んで理想通りの寝室を作り上げてください。
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ナチュラル
寝具とのコーディネートがしやすく、シンプルにまとまるのがナチュラルテイストのベッドです。
色は白や木材の色をそのまま生かしたものが多く、明るい印象の寝室に仕上がります。 -
カントリー調
ほのぼのとした素朴な雰囲気、優しい色使いがカントリーテイストの特徴です。
経年変化を楽しめる天然木を使用したものも多く、木の風合いそのものを楽しめます。
どっしりと落ち着いた印象のデザインが、どこか懐かしさを感じさせてくれます。 -
モダン
生活感を感じさせないお洒落さがモダンテイストの特徴で、モノトーンやブラウンがよく用いられます。
無駄のないすっきりとしたデザインは性別や年齢を問わず人気があり、ホテルのような寝室に仕上げたい時にもお勧めです。 -
北欧テイスト
木の温もりが感じられる北欧テイストのベッドは白やベージュ、淡いブラウンが基本です。
長く使っても飽きないデザインは、寝室を飛び切り落ち着ける空間にしてくれます。 -
エレガンス
曲線を生かした華奢で女性らしいデザインと高級感が特徴のエレガンステイスト。
素材にはアイアンが使われることも多く、子供の頃に読んだ絵本でお姫様が寝ていたベッドを思い起こさせます。 -
和風
畳ベッドに代表される和風テイストのベッドは、洋室だけでなく和室にもピッタリです。
い草の香りが癒しになると人気が高く、フレームに桐材を使用したものもあります。
布団を片付ければ小上がり風に使えるヘッドボードのないデザインは、和室のない住宅にもお勧めです。
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