賃貸のお部屋で床に傷をつけてしまうと退去時に修繕費を請求されることもあるので、傷はつけたくないものですが、ベッドのような大きくて重い家具の場合はちょっとしたことで床を傷つけてしまいます。
ここでは、フローリングのような傷がつきやすい床に家具を設置する時には何に気をつければ良いのか、傷を防止するためにできる対策はないのかについてお伝えしていきます。
すのこベッドの魅力と使用時の注意点
すのこベッドのメリットは、床板がすのこ状になっているので通気性が良く、カビやダニ対策になります。湿気が多い日本の気候にもピッタリなベッドで人気を集めていますが、注意点としては通気性が良い為に冬は寒さを感じることがあります。
また、床とベッドが擦れることで床に傷がつく場合もあるので対策が必要になります。
すのこベッドを使用するメリット
<通気性が良く、カビやダニ対策になる>
床面はすのこ状になっているので、床からの通り道ができ空気が循環するためカビやダニの発生を抑えます。
<夏は涼しい>
板と板の間に隙間があるので、寝ている間に発せられた熱や湿気を逃してくれ涼しく眠ることが出来ます。
すのこベッドを使用するデメリットと対策
<冬は寒さを感じやすい>
すのこの構造は床下の冷気を遮断しにくいため、床が冷える冬は冷気が身体に伝わってしまうことがあります。対策としてはベッド下にラグを敷いたり、厚手の敷きパッドを使用することで暖かく過ごすことができるでしょう。
<床に傷がつくことがある>
ベッドを直接フローリングに設置すると、床に傷がついてしまうことがあります。対策としてはベッドの脚裏にフェルトやゴムキャップを付けて床との摩擦を減らすことで傷防止になります。ベッド下にラグやカーペットを敷くのでも床全体の保護ができるので傷防止になるでしょう。
<寝心地が硬い>
敷布団が薄すぎる場合、すのこ板の硬さがダイレクトに伝わってしまうので、寝心地が硬く感じてしまうこともあると思います。その場合は敷き布団は厚みのあるものや、敷きパッドを使用するなど対策をしましょう。
<軋み音がする時がある>
ベッドを使用していると軋み音がする時があります。これはすのこ板のズレや接合部の緩み、素材の劣化などが考えられます。
軋みの対策については以下記事を参考にしてみてください。
フローリング・床を傷つけやすいすのこベッドの特徴
フローリングに傷がつきやすいかどうかは、ベッドの素材、デザイン、サイズによって変わってきます。
素材
すのこベッドに使われる素材は木製の桐や檜、杉、パイン材やスチール製がありますが、木製のすのこベッドの方がフローリングを傷つけやすいと言われています。
その理由は、木製のベッドはスチール製に比べると重量があるからで、重みのせいで傷ができやすくなります。
スチール製の場合は脚部にキャップが付いていれば軽くて傷がつきにくいベッドと言えますが、付いていない場合には傷がつきやすいので対策が必要です。
デザイン
すのこベッドのデザインは、脚付きタイプ、ロータイプ、折りたたみ式、ロール式など様々なタイプがありますが、フレームが床に接する面積の多いロータイプ(フロアベッド)は脚で支えるデザインに比べると傷をつける可能性が高いかもしれません。
移動の際に引きずってしまうと傷がつきやすいので、模様替えやお掃除の際は要注意です。
サイズ
ベッドがフローリングの床を傷つけやすい原因の一つは重さです。
シングルサイズのベッドよりはダブル、クイーン、キングサイズのベッドの方が大きくて重くなるので、傷がつきやすくなります。
ベッドサイズ一覧はこちら
ベッドのタイプ別の特徴とポイントはこちら
すのこベッドで床を傷つけないためにできること
フローリングの床がベッドで傷ついてしまう原因は一つではありませんが、どれも対策を取ることが可能です。
もちろん、100%傷を防ぐことはできないかもしれませんが、対策をすることで傷を軽減することができ、賃貸でも安心してベッドを使えるようになるはずです。
脚裏にフェルトをつける
脚で支えるタイプのすのこベッドなら、脚裏にフエルトを付けるだけでもフローリングの床傷防止対策になります。
商品によっては最初から傷防止としてフエルトが付いているものもありますし、ホームセンターなどでも傷防止用のフエルトが販売されています。
シール式になっていて手軽に貼れるものがほとんどで、使用しているベッドの脚のサイズに合わせて簡単にカットできるものもあるので、手間をかけずにできる対策と言えるでしょう。
脚にキャップをつける
スチール製のすのこベッドの多くは、脚部に付けるキャップが付属しています。
脚を覆って傷を防止できるだけでなく、ゴム製で滑り止めにもなっているので安全面でも有効です。
付属していない場合、ゴムが劣化した場合は、ホームセンターなどでも購入できます。
ラグやジョイントマットを敷く
フローリングにベッドが直接触れないようにすることで傷を防止することもできます。
ベッドの下にラグやジョイントマットを敷けば、傷だけでなく部分的な床のへこみ対策にもなるうえ、底冷えする季節の寒さ対策にもなります。
ラグやマットは敷きっぱなしにすることでカビの発生にも繋がるので、定期的に天日干しするなどお手入れをしましょう。
【傷防止フェルト付き】おすすめすのこベッド
フローリングの床でも安心してすのこベッドを設置するための対策についてお伝えしてきましたが、ここではフエルト付き、キャップ付きで最初から傷対策ができるすのこベッドをご紹介します。
フェルト付きorクッション付き
静止耐荷重350kgの頑丈設計すのこベッド
厚さ3cmの極太フレームとすのこ床板を支える極太の横桟で静止耐荷重350kg(JIS規格耐荷重7000N=約700kg試験合格品)を実現したすのこベッド。
床傷防止のフエルト付きなので、体格の良い方が寝ても安心です。
リラックス効果の高い檜材を使用したすのこベッド
ヘッド部に棚とコンセントが付いた総檜のすのこベッド。
棚にはタブレットスタンド付き、コンセントも枕元にあるので、スマホなどの充電も寝ている間に完了します。
シンプルデザインのヘッドレスすのこベッド
圧迫感がないので手狭な寝室にも設置しやすいヘッドレスすのこベッド。
布団もマットレスも使える頑丈なベッドで、大柄な方も安心。
床板にはリラックス効果の高い檜材を使用しています。
軽量な桐材を使用したすのこマット
手軽に折り畳める桐材100%のすのこマット。
裏面は床傷を防止するEVAクッション貼りなので、畳む時も敷く時も安心。
スリット入りのすのこで通気性をさらに高めているので、ジメジメした季節も快適です。
心地良い香りに癒される檜のすのこマット
三つ折りだけでなく縦に二分割もできて、コンパクトに収納できるすのこマット。
香りのより檜を使用しているので、リラックス効果もバツグン。
山折りにすれば布団の室内干しも可能です。
傷防止キャップ付き
カビの心配がないオールスチール製すのこベッド
スリムなスチール脚がスタイリッシュなすのこベッド。
収納スペースとして床面下を活用できるので、手狭な寝室や一人暮らしにもおすすめ。
脚部には傷防止のキャップ付きで、フローリングでも安心です。
まとめ
フローリングに傷をつけてしまうと賃貸の退去時に大変なだけでなく、傷を見るたびに嫌な気持ちになることも。
フエルトやキャップで傷防止策をとるだけでなく、傷つきにくいベッドを選ぶのも安心してベッドを使う一つの方法です。
こちらのページには、たくさんのすのこベッドを紹介しているので、傷の心配なく使えるベッドをぜひ見つけてください。