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すのこベッドにも使用されるパイン材って何?他の木材と比較解説!



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すのこベッドの素材として使われる木材には色々な種類があります。
古くから家具や建具に使われることも多い桐や檜は高級木材としても知られていますし、どんなお部屋にも馴染みやすいと人気のパイン材は比較的手ごろな価格の家具に用いられるなど、それぞれに特徴があるので、自分に合ったベッドを選ぶためには素材ごとの特徴を知っておいた方が良いでしょう。
ここでは、パイン材とその他木材の特徴の比較、パイン材を使ったおすすめのすのこベッドについてお伝えしています。

 

パイン材の特徴

パイン材は名前だけ聞くとパイナップルと関係のある木のようなイメージですが、実際には全く異なるもので、主に北米産の松の木のことをパイン材と呼びます。
松には50種類以上ありますが日本の松はパイン材に分類されず、家具に使われるのはイエローパイン、ホワイトパインなどです。
針葉樹であるパイン材は柔らかく、しなりやすいという特徴を持っていますが、その柔らかさをいかして加工用の素材としても販売されており、DIYにもよく用いられます。
比較的白っぽい木材で、節も多いのが特徴の一つですが、この節がパイン材特有の温もり、素朴といった印象にも繋がっているようです。
また、油分を多く含む木材のため、経年による変化で全体的に油分が染み込んだような艶感のある色合いになります。

すのこベッドに使われる「桐」「檜」「杉」の特徴


何世代にもわたって受け継がれている桐や檜の箪笥があるように、桐、檜は丈夫で長持ちする素材、高級家具に使われる素材として知られています。
杉はこれらに比べるとリーズナブルで気軽に購入できる家具に使われることが多いと言えるでしょう。
これら3つの特徴について、もう少し詳しく解説していきます。

・桐の特徴

木材は全般的に夏涼しく、冬暖かい素材と言えますが、桐の場合は熱伝導率が低く、より顕著にこの特性を感じられる素材と言われています。
防虫効果のあるタンニンを多く含むため、ベッドに使った場合にも虫の発生を抑える効果が期待できます。
また、湿気に強く通気性にも優れているので快適な睡眠環境を作ることができると言われており、軽い木材なので大きなベッドでも比較的簡単に組み立てられるのも特徴の一つです。

・檜の特徴

檜も桐と同じく防虫効果の高い素材で、防腐性も兼ね備えているため古い建築物にも使われています。
森林浴の要にリラックスできると言われる檜の香りは、ぐっすりと眠りたいときにもぴったりなので、ベッドの素材として檜を使うのは良い選択です。
丈夫で強度が高く、なおかつ防虫、防腐効果もある檜は、長く使えるベッドを探している人に向いています。

・杉の特徴

調湿効果の高い杉は、木材自体にたくさんの水分を含むことができる上、断熱性にも優れているので、ベッドに使うと暑さや寒さが伝わりにくく快適に眠れるベッドになります。
比較的安価ですが、安いから質が悪いというわけではなく植林から伐採までの期間が短く、檜や桐に比べると大量に生産できる木材だからリーズナブルな価格が維持できるだけで、他の木材に比べて大きく劣る点はありません。
 

パイン材のメリット・デメリット

ここまで、日本古来の建築物や建具、家具に使われることも多い檜や桐、杉の特徴についてお伝えしました。
次にパイン材にはどんな特徴があるのか、パイン材をベッドの素材として使った場合のメリットとデメリットに分けてお伝えします。
 

<メリット>

・比較的安価

パイン材が使われた家具の多くは、他の木材に比べて安価ですが、これはパイン材の流通量が多いからです。
流通量が少ない木材は希少価値が上がり、価格も高くなりますが流通量が多いと安定して低価格を維持できます。
ただし、パイン材の中でも節が少ないものは希少価値が高く、一般的なパイン材に比べると高価です。

・熱や衝撃を吸収する

外から衝撃が加わった時にも柔らかいパイン材は衝撃を吸収してくれます。
ベッドで寝返りをうった時なども、パイン材が衝撃を吸収してくれるので揺れを最小限に抑えることもできますし、階段やステップ付きのロフトベッド、ハイベッドの場合は足元にかかる衝撃も軽減できます。
また、熱伝導率が低いので冬の寒さ、夏の暑さがダイレクトに伝わってくることもありません。

・簡単に加工できる

柔らかいパイン材は加工も簡単にできるので、デザイン性の高い家具も容易に作れます。
ホームセンターなどで販売されているDIY用の木材にパイン材がたくさん使われているのは、特別な道具がなくても加工しやすいからです。

<デメリット>

・傷がつきやすい

加工が簡単で衝撃や熱を吸収する柔らかさ、しなりやすさを持っているパイン材は、逆を言えば傷つきやすい素材でもあります。
他の家具をぶつけてしまった、物を落としてしまったという時、木材によっては傷一つつかないものもありますが、表面硬度が低いパイン材はすぐに傷ついてしまうので注意が必要です。

・シロアリ被害を受けやすい

どんな木材でもシロアリ被害を受ける可能性はありますが、パイン材は特にシロアリの鉱物と言われているので気づかないうちにシロアリが住み着いてしまうこともあります。
そのため、パイン材の家具を購入した時、建築資材としてパイン材を使用した時にはシロアリ対策についても考えておく必要があります。

パイン材はどんな人におすすめ?

パイン材はカントリーテイストの家具に使われることの多い素材で、イメージとしては「ナチュラル」という言葉がぴったりです。
ただ、インダストリアルな雰囲気の家具との相性も良いので、どんなインテリアとあわせても馴染みやすく、取り入れやすい素材とも言えます。
柔らかく、衝撃を吸収してくれる、熱や冷たさが伝わりにくいという特徴があるので寝相が悪い人、暑がり、寒がりな人が選ぶベッドとしておすすめできるほか、素朴な印象のシンプルなインテリアでお部屋をまとめたい人にも向いています。
経年で変化する色合いを楽しめる人なら、艶が出て、少し濃くなっていくパイン材にも愛着が持てるでしょう。

パイン材のおすすめすのこベッド3選

パイン材はすのこベッドの素材としても一般的なので、デザインやサイズ、機能なども色々、自分に合ったものを選びやすい素材でもあります。
ここでは、おすすめのパイン材すのこベッドを3つご紹介します。

頑丈なパイン材すのこベッド「バノン」

静止耐荷重350kgをクリアした頑丈設計のすのこベッドは、厚さ3センチの極太フレームと極太の横桟を採用。
普通のベッドに比べて太く設計されているので、大柄な方も安心して眠れます。

木製伸長式すのこベッド

天然パイン材のソファが夜にはベッドになる2WAY仕様。
耐荷重150キロで男性も余裕で寝られます。
座面を手間にスライドさせるだけでベッドとして使えるので手狭なお部屋にもおすすめ。

布団が干せるすのこベッド「La luce」

引出し収納2杯付きで手狭なお部屋にもピッタリなすのこベッド。
布団でもマットレスでも使えるすのこ仕様で、M字に立てたすのこで布団の室内干しもできます。


まとめ

比較的安価で購入しやすいだけでなく、パイン材には快適に眠れる特徴がたくさんあるので、ベッドの素材としてもおすすめできます。
頑丈で長持ちするもの、シンプルで飽きずに使えるものなど機能やデザインも色々あるので、ぜひこちらのページでお気に入りを見つけてください。

 

※この記事の内容は、投稿日(更新)時点での情報に基づいて書かれています。仕様変更や取扱い終了商品もございます。ご了承ください。

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この記事を書いた人:あびる

ネルコンシェルジュ2号(スリープアドバイザー、電動ベッドアドバイザー資格取得)
ベッド・マットレス・寝具販売30年、(株)インテリアオフィスワン代表の阿比留亮です。
前職からベッド・寝具を仕入れ販売し、2003年、ネット時代の到来を感じ、一念発起。
ベッド・寝具のネットショップ運営会社を設立し、「ネルコンシェルジュ neruco」楽天市場店、Yahoo!店、amazon店、本店をOPENしました。
「ネルコンシェルジュ neruco」では、前職の経験をいかして、
国内・海外の優良メーカーと、ベッド、マットレス、寝具の共同開発・販売を行っています。
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