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自分にぴったりのマットレスの選び方
自分にぴったりのマットレスを選ぶためには大きく分けて以下の4つの観点から比較することが重要です。
・種類
・硬さ
・サイズ
・厚み
それぞれ詳しく解説していきます。
種類
マットレスの種類は大きく分けると、バネを用いる「コイルマットレス」と、バネを用いない「ノンコイルマットレス」の2種類に分けられます。さらにそれぞれのマットレスにも細かい分類があるので、見ていきましょう。
<コイルマットレスの種類>
コイルマットレスの主流は「ボンネルコイル」と「ポケットコイル」の2種類です。
種類 | 特徴 |
ボンネルコイル | コイル同士が連結された構造になっており、身体を面で支える構造から布団に近い寝心地です。 また通気性に優れたタイプで、ポケットコイルと比較すると安い傾向にあります。 |
ポケットコイル | ひとつひとつのコイルが独立し、点で支える構造になっています。 そのため、体の形状、重量に合わせて、細かく体をサポートしてくれます。 弾力のある寝心地が特徴で、耐久性に優れたマットレスです。 |
<ノンコイルマットレスの種類>
ノンコイルマットレスでは、「低反発ウレタン」「高反発ウレタン」「高反発ファイバー」が主流となっています。
種類 | 特徴 |
低反発ウレタン | ゆっくり沈み込んで、体にフィットしやすい構造です。 同じ姿勢で長く眠りやすいですが、低反発の層が厚いと寝返りがうちにくいというデメリットがあります。 |
高反発ウレタン | 高反発構造になっているため、身体が沈み込まず、寝返りがしやすいです。 ただし、マットレスが硬い分、同じ姿勢で寝にくいです。 |
高反発ファイバー | 高反発ファイバーは近年人気が高まっているマットレスタイプで、ポリエチレン製の樹脂でできています。 水洗いが可能で、通気性も抜群なため、湿気でカビが生える心配も不要です。 |
硬さ
自分に最適な硬さは寝る姿勢によって異なります。
横向きで寝る方や、女性は柔らかいマットレスがおすすめです。
肩がマットレスに入り込み、横向きの状態で身体をまっすぐな状態にキープできます。
一方、仰向けで寝る方や男性は硬いマットレスがおすすめです。
仰向けで寝る方の場合、柔らかすぎると腰の部分だけ極端に落ち込んでしまうため、硬いマットレスを選ぶことで、一箇所に負担がかかることを防ぐことができます。
サイズ
マットレスのサイズは大きく分けると以下の6種類です。
種類 | 横幅 | 目安人数 |
セミシングル セミシングルショート |
80cm | 1人 |
セミシングル セミシングルショート |
80cm | 1人 |
シングル シングルショート シングルロング |
97cm | 1人 |
セミダブル セミダブルロング |
120cm | 1〜2人 |
ダブル ダブルロング |
140cm | 2人 |
クイーン | 160cm | 2人 |
キング | 180cm | 2人~ |
※サイズ名称に「ショート」が付くものは、ベッドの長さが約15cm短く、「ロング」はベッドの長さが約15cm長くなります。
基本的には1人で使うならシングルかセミダブル、2人で使うならダブル以上のサイズを選ぶのがおすすめ。
体格が大きい方が2人で使う場合には、余裕のあるクイーンサイズ以上がおすすめです。
またサイズが大きなマットレスを1つ買わずに、シングルサイズのマットレスを2つ買って横に並べる方法もあります。
ライフスタイルに合わせて柔軟に対応することもできるので、2つ購入するケースも検討してみると良いでしょう。
厚み
使用用途によって、最適なマットレスの厚みは変わります。
使用用途を想定して、適切な厚みのマットレスを選びましょう。
厚み | 用途 |
5cm | マットレス単体ではなく、敷布団やマットレスの上に敷いて使用します。 |
10cm | ベッドの上・敷布団どちらの使用も可能です。 10cmの厚みの場合には折り畳めるものも多く、収納しやすいという特徴があります。 |
20cm | 20cmの厚みのマットレスは主にベッドの上で使用します。 市販のボックスシーツが合う、市場で最も流通している厚みです。 |
25cm〜 | 主にベッドの上で使用します。10年以上など長期間の使用を想定する場合におすすめのマットレスの厚みです。 |
【2024年】予算別おすすめのマットレス
ここからは予算別におすすめのマットレスを紹介します。
以下の4パターンの予算に分けておすすめのマットレスをそれぞれ紹介するので、あなたの予算に合わせてご覧ください。
・1万円台以下
・3万円台以下
・5万円台以下
・10万円台以下
※掲載している価格はシングルサイズになります。
1万円台以下のおすすめマットレス
日本人の体格、環境を考慮して生まれたマットレスです。
ソフトな寝心地を実現しながら、高密度のポケットコイルスプリングが、個々の体型、体重に合わせてきめ細やかに対応。
優れた体圧分散性で、自然な寝姿勢をサポートしてくれます。
リーズナブルな価格ですが、快適な睡眠を実現できるマットレスです。
※上記の価格はシングルサイズ
先ほど紹介したポケットコイルスプリングマットレスの薄型タイプです。
薄型なので、高さのあるチェストベッドやロフトベッドでも使いやすいのが特徴です。
しなやかなのに反発性のある1.9mm径のポケットコイルスプリングを採用しています。
薄型でも身体をしっかりと支えてくれる、本格的なポケットコイルマットレスです。
※上記の価格はシングルサイズ
厚さ15cmのハードタイプのマットレスです。
弾力性の高いポケットコイルスプリングが高密度に入っているため、細かく体圧を分散することが可能です。
個々の体型に合わせて、マットレスが自然にフィットし、快眠をサポートしてくれます。
※上記の価格はシングルサイズ
ネルコンシェルジュオリジナルの高反発・抗菌防臭マットレスは、高反発プロファイルウレタンで身体を支えます。
280Nの硬めのウレタンが安定感のある寝心地で、寝返りをサポートし、理想的な寝姿勢を保ちます。
35Dの高密度ウレタンは耐久性があり、床に直接敷いても底付き感がなく、ベッドや床上で快適に使用できます。
※上記の価格はシングルサイズ
ありそうでなかったスーパーハードタイプのポケットコイルマットレス。硬めの寝心地・ハードタイプのポケットコイルマットレスでがっちり体を支えられるから、朝までぐっすり。がっちり体型、筋肉質、硬めが好きな方におススメです。
※上記の価格はシングルサイズ
3万円台以下のおすすめマットレス
体圧分散性に優れたウレタン素材のクッション性と凹凸構造で、身体を正しい寝心地へとサポートします。ベッドでもフロアでも、お好みでお使いいただけます。 ご家庭でお洗濯可能です。
※上記の価格はシングルサイズ
三つ折りマットレスでは珍しいポケットコイルを使用したマットレスです。
折りたたみでコンパクトな収納を実現しながらも、高密度に敷き詰められたポケットコイルスプリングが、寝る人の体型や体重に合わせて快適な睡眠をサポートします。
また、三つ折りで収納できるだけでなく、3分割できる構造になっているため、簡易ソファとしても活用することが可能です。
※上記の価格はシングルサイズ
ラグジュアリーな高級ホテルのベッドの寝心地を気軽に買える価格で提供したいという思いから生まれた「ふわふかマットレス」。
独自のFuwafukaスプリングにより、高級ホテルのような寝心地を実現しています。
心地よいフィット感と寝返りのしやすさで人気のあるおすすめマットレスです。
※上記の価格はシングルサイズ
5万円台以下のおすすめマットレス
フランスベッドとインテリアオフィスワンが共同開発した「超硬い」マットレスです。
体格の大きな方や、寝返りがしにくいというお悩みがある方におすすめのマットレス。
優れた通気性で湿気を逃し、朝まで快適な睡眠をサポートしてくれます。
※上記の価格はシングルサイズ
東京スプリング工業とインテリアオフィスワンが共同開発した国産ポケットコイルマットレスです。
しなやかな硬さのポケットコイルを採用することで、機能性と寝心地を兼ね備えたマットレスに仕上がっています。
並行配列に比べてコイルの数が多い交互配列により、体圧分散性に優れたマットレスを実現しています。
※上記の価格はシングルサイズ
フランスベッド独自の技術がもたらす、しなやかな寝心地。
マットレス全体で身体を支え、自然な寝返りができます。
卓越した通気性により一年中快適な睡眠ができます。
※上記の価格はシングルサイズ
10万円以下のおすすめマットレス
フランスベッド独自のツインサポートスプリングがもたらす、しなやかな寝心地。マットレス全体で身体を支え、自然な寝返りができます。
クッション層にはツインサポートスプリングを採用し身体を面全体でしっかり支え、支持層で体圧を分散、
ソフト層でふんわりとした感触を与えることで、身体に負担をかけず自然な体勢でお休みいただけます。
※上記の価格はシングルサイズ
しなやかでしっとりとした寝心地。ホテルで求められる耐久性から着想されたロールガードなど、日本ベッドらしい技術の詰まったベーシックモデルです。
安定感のある太めのコイルを使用。しなやかなのにしっかりとしている、姿勢保持力に優れたマットレスです。体格の大きな方、肉体的な疲労にお悩みの方にもおすすめのシリーズ。トップアスリートたちも愛用しています。
※上記の価格はシングルサイズ
購入後に長持ちさせるためのお手入れ方法
マットレスは「湿気」に弱いです。
この湿気によって、マットレスにカビを発生させてしまうことになります。
特に日本の気候は多湿なので、マットレスを長持ちさせるためにはお手入れが欠かせません。
また、フケや皮脂、ほこりなどはダニを発生させてしまう原因になります。
ここではマットレスを長持ちさせるお手入れ方法について解説します。
湿気を逃すために掛け布団をずらす
日頃のお手入れで簡単にできる方法の一つは掛け布団をずらしておくということです。
朝起きたらベッドメイキングをする方も多いかと思いますが、湿気を逃すためにはあえて掛け布団をずらしておくのが効果的です。
このようにすることで、湿気がこもらずに、放湿することができます。
また、フローリングに直接マットレスを置いている方は注意が必要です。
フローリングは湿気が吸収されないため、場合によっては床に水滴が溜まってしまうこともあります。
そのため、フローリングで使用されている場合には、必ず日中は立てかけておくなどして放湿するようにしましょう。
ベッド用シーツやベッドパッドを使用する
ベッド用のシーツやベッドパッドもマットレスを清潔に保つ上では必須のアイテムです。
通常、マットレスは気軽に洗ったり干したりすることができません。
そのため、ベッド用シートやベッドパッドを使用することで、表面につく汚れを防ぎマットレスの環境を清潔に保つことができます。
また、ダニ対策では60℃以上の高温洗濯をするのがおすすめです。
マットレスを定期的に裏返して使用する
マットレスはずっと同じ面を使用していると、どうしても同じ箇所に負荷がかかり、中綿がへたりやすくなります。
そこで、定期的にマットレスを裏返して使用することにより、負荷がかかる箇所を分散させるとマットレスが長持ちします。
また、可能であれば裏返す際に、殺菌対策とカビ対策を兼ねて天日干しも行うことで清潔な状態を保ちやすくなります。
よくあるQ&A
ここでは、おすすめのマットレス選びの際によくある質問についてお答えします。
マットレス購入の際には、事前に確認しておきましょう。
腰が痛くならないマットレスの選び方は?
マットレスは柔らかすぎても、硬すぎても腰痛の原因となります。
横向きで寝る方や女性は柔らかめのマットレスがおすすめです。
一方、仰向けで寝る方や男性は硬めのマットレスが良いです。
自分の寝姿勢によって、最適な硬さのマットレスを選ぶようにしましょう。
また、長く使ってヘタったマットレスを使っている場合にも腰を痛めてしまうことがあります。
ヘタっていることが原因で腰痛になっている場合には、早急にマットレスの買い替えを検討しましょう。
マットレスの上に敷布団は必要?
マットレスの上に敷布団は必要ありません。
マットレスは直接、身体が触れることを前提としているため、敷布団を使うことでかえって寝心地が悪くなってしまうこともあります。
マットレスを清潔に保ちたいという場合には、ベッド用シーツやベッドパッドを使うようにしましょう。
キャンプなど屋外で使っても大丈夫?
ベッドの上で使用するマットレスは屋外で使うことを想定して作られたものではないため、屋外での利用は避けましょう。
キャンプなどの際に利用する場合には、防水性に優れた屋外用のマットレスがあるので、それらのマットレスを利用するようにしましょう。
まとめ:おすすめのマットレスからあなたにぴったりの商品を選びましょう
いかがでしたか?
本記事では、自分にぴったりのマットレスの選び方から、予算に合わせたおすすめのマットレス、そして長持ちさせるためのお手入れ方法まで解説をしました。
身体を回復させ、健康的な毎日を送るためにも、睡眠の質を高めることは非常に重要です。
快適な睡眠をサポートしてくれる、あなたにとって最高のマットレスを選んでみてくださいね。